プネーでブロックチェーン婚したご夫妻
Posted on 15 Feb 2022 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh
写真は通りの向こうの花屋さんから買ってきたバラたちです。
NDTV電子版が、プネーでブロックチェーンを利用したハイテクな結婚式を挙げた例としてはインド初となる新婚夫婦を紹介していた。
A Pune Couple's "Blockchain Wedding" With NFT Vows, Digital Priest
アニル・ナラシプラム(Anil Narasipuram)さんとシュルティ・ネア(Shruti Nair)さんは昨年11月、コロナ禍に配慮すると同時に、「夫婦の契りを不滅のものにする」ことを目的とした、ブロックチェーン技術を使用したインド初の「ブロックチェーン結婚式」を挙げたとして話題となっている。
コロナ禍の中、盛大な結婚式を挙げるのがためらわれるのは、インドの人々も同じことのようだ。
2人はプネーの裁判所での正式な結婚登録の後に、通常は会場を借り切って行う結婚式をオンラインで開催することにした。
夫婦が選んだハイテク結婚式とは、OpenSeaで作成したNFT形式で、お互いに対する生涯の誓いを捧げるイーサリアム(Ethereum)スマートコントラクト(自動化契約)で結婚を「ブロックチェーン公式」なものにする、というもの。
う~ん、飲み込めない。
NFTとは、ネットワークコンピューターが保持するブロックチェーン上に存在するデジタル資産であり、ブロックチェーンを使用すると、その仕組み上、誰でもNFTの信頼性と所有権を確認できるとされている。
2人は花嫁の婚約指輪の画像を使用してNFTを作成、ここに「結婚の誓い」も埋め込んだのだ。
式は「デジタルプリースト(digital priest)」が執り行った。
「式の準備のため、妻と私はそれぞれ『Metamask』というウォレットをセットアップ、デジタルプリーストがOpenSeaでNFTを作り、私に転送しました」とナラシプラム氏は説明した。
「OpenSea」とは非代替トークンまたはNFTのオンラインマーケットプレイス、「Metamask」とはユーザーがアプリを介してイーサリアムウォレットにアクセスできるようにする暗号通貨ウォレットである。
その後、新郎新婦はPCの前に座り、親しい友人や家族が参加するオンライン会議システム、「Google Meet」に入り、ともに誓いを読み上げ、デジタルプリーストの祝福を受けると、新郎がNFTを新妻のデジタルウォレットに転送する取引を確定した。
「この取引は、ETHブロックチェーン上での相互の誓いが、永久かつ不変であることを示す公的な記録です」とナラシプラム氏。
NDTVによると、ハイテク結婚式の別の例として、タミル・ナードゥ州で開催された、メタバースを利用した結婚披露宴を紹介、ゲストには、ハイテク結婚式のドレスコードとしたホグワーツをテーマにしたデジタルアバターが贈られた。
西ベンガル州で開催されたバーチャル結婚式では、ゲストには「Google Meet」の招待が送られ、デリバリーサービス、「Zomato」を利用して自宅に「祝い膳」が配達されたそうだ。
本日最も読まれている記事
1 購入後半年で故障したフォッシルのスマートウォッチを巡る、意外な顛末 Posted on 16 Sep 2019
2 うつとわたし、そしてインド: 遠くへ Posted on 10 Feb 2022
3 うつとわたし、そしてインド: 時代の恩恵 Posted on 13 Feb 2022
4 うつとわたし、そしてインド<予告編> Posted on 09 Feb 2022
5 日本人と顔立ちがよく似た「セブン・シスターズ」北東部の女性、人種差別に立ち上がる Posted on 18 Mar 2017
-----
なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。
=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※1月9日付けのメール、件名「新型コロナウィルスに関する注意喚起(マハーラーシュトラ州における活動制限措置)」
<ポイント>
●マハーラーシュトラ州政府は、2022年1月10日0時から施行される、夜間の外出禁止措置を含む新しいガイドラインを発表しました。
●午後11時から午前5時までは原則として外出禁止となります。また、午前5時から午後11時までの5人以上のグループでの移動も禁止となります。
●各種の集会参加人数や、ショッピングモール等へのアクセスも制限が課されます。
1.マハーラーシュトラ州政府は、夜間の外出禁止措置を含む新しいガイドラインを発表しました。この措置は2022年1月10日0時から新たなガイドラインが出るまでの間、有効となります。
2.午後11時から午前5時までは、必要不可欠である理由が認められる場合を除き外出禁止となります。
また、午前5時から午後11時までの5人以上のグループでの移動も禁止となります。
3.ショッピングモールや大型マーケット、レストランへの入場・入店は収容規模の50%以下に制限され、ワクチン接種を終えた者のみがアクセス可能となります。 午後10時から午前8時までは営業できません。
フードデリバリーは終日許可されます。
4.結婚式等の各種集会の参加人数は最大50人、葬儀への参加は最大20人、等とされています。
プール、ジム、スパ、公園、動物園、美術館等は引き続き閉鎖とされ、学校は原則として2022年2月15日まで閉鎖措置が維持されます。
5.国際線で到着した場合の検疫措置は、インド政府の通達が適用されます。(1月7日発信の在ムンバイ日本国総領事館領事メール等ご参照)
6.空路、鉄道、自動車等により国内の他地域から入境する場合、2回のワクチン接種を終えていること、または到着72時間前以内のRT-PCR検査で陰性であることが求められます。
7.公共交通機関は、完全にワクチン接種を終えた者のみが利用可能です。
詳細は、次のリンクをご参照ください。
https://twitter.com/cmomaharashtra/status/1479831153112588289?s=21
=== 転載終わり ==
本日の練習
About the author
|
|
Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
|
User Comments