うつとわたし、そしてインド: 時代の恩恵

 

Posted on 13 Feb 2022 21:00 in うつとわたし、そしてインド by Yoko Deshmukh

心の病気との闘いと、インドとの出会いの偶然とは、奇跡と運命を信じるのに十分な理由になっています。



インドと深く関わるようになって、今年で早くも20年を迎える。
それは、インド移住の少し前に訪れた、うつとの戦いの歴史とほぼリンクしている。

このシリーズは、今まさに「顕在性うつ状態」で「全般的不安障害」という診断を受けて、微量ながら毎晩服用の薬を処方され心の病気と闘っているわたしが、不定期だが覚悟を持って綴っている。
日によって気分の浮き沈みがあるため、綴れない日もあると思うし、その分量も変化するし時間軸も前後し、また、後日もろもろ加筆修正することも大いにあり得る。
いつも通りの「インドよもやま話」に戻る日もあると思うが、このシリーズは、いずれきちんとした形でまとめる予定である。
※ひとまず5件、関連記事をアップできたら、新規カテゴリーを作成しようと思っている。

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前回の記事

深く沈むばかりの気持ちを、自分の周囲を取り巻く環境の閉そく感からだと特定し、「遠くに行こう」という心の声に従うことにした。
しかし地方都市の若者が目指しがちな「東京」程度では、わたしの場合は祖母はじめ親族や知り合いがいるし、まったく遠くない。
つまり、最初から日本を飛び出すしかないと考えていたのであった。

それを決心してからは、書店で留学やワーホリ関連の雑誌を立ち読みする日々であったが、失礼ながらいずれも中間マージン的な費用が法外で、「海外を目指す高揚した若造ども(またはその保護者ども)から、できる限りふんだくってやろう」というニオイしかせず、わたしにとって有効なものには出会えなかった。
アメリカの裕福な家庭に住み込み、お子様たちの世話をすることで月12万円ほどの給与がもらえる、という「乳母」あっせん情報もあったので、とりあえず英語はできないとな、と門戸を叩いた英会話学校の面々にも、「海外」というキラキラワールドをダシにした金儲け主義がギラギラと浮いており、そもそも金がないわたしには不毛であった。

そこで当時、日本でも普及しはじめた「インターネット」の恩恵を借りることにした。
父が購入した、「Windows 95」がインストールされたNEC製パソコンで、高校の時に習った「ブラウザー」なるもの(Netscapeだったかな)を立ち上げ、検索したワードは一体なんだったか。
たぶん「Penpal」とか適当に入力したんだと思うのだが、そこへトップに出てきたのが「E-Frenz.com」というサイトだった。

続く

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なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。

=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※1月9日付けのメール、件名「新型コロナウィルスに関する注意喚起(マハーラーシュトラ州における活動制限措置)」


<ポイント>
●マハーラーシュトラ州政府は、2022年1月10日0時から施行される、夜間の外出禁止措置を含む新しいガイドラインを発表しました。
●午後11時から午前5時までは原則として外出禁止となります。また、午前5時から午後11時までの5人以上のグループでの移動も禁止となります。
●各種の集会参加人数や、ショッピングモール等へのアクセスも制限が課されます。

1.マハーラーシュトラ州政府は、夜間の外出禁止措置を含む新しいガイドラインを発表しました。この措置は2022年1月10日0時から新たなガイドラインが出るまでの間、有効となります。

2.午後11時から午前5時までは、必要不可欠である理由が認められる場合を除き外出禁止となります。
また、午前5時から午後11時までの5人以上のグループでの移動も禁止となります。

3.ショッピングモールや大型マーケット、レストランへの入場・入店は収容規模の50%以下に制限され、ワクチン接種を終えた者のみがアクセス可能となります。 午後10時から午前8時までは営業できません。
フードデリバリーは終日許可されます。

4.結婚式等の各種集会の参加人数は最大50人、葬儀への参加は最大20人、等とされています。
プール、ジム、スパ、公園、動物園、美術館等は引き続き閉鎖とされ、学校は原則として2022年2月15日まで閉鎖措置が維持されます。

5.国際線で到着した場合の検疫措置は、インド政府の通達が適用されます。(1月7日発信の在ムンバイ日本国総領事館領事メール等ご参照)

6.空路、鉄道、自動車等により国内の他地域から入境する場合、2回のワクチン接種を終えていること、または到着72時間前以内のRT-PCR検査で陰性であることが求められます。

7.公共交通機関は、完全にワクチン接種を終えた者のみが利用可能です。

詳細は、次のリンクをご参照ください。
 https://twitter.com/cmomaharashtra/status/1479831153112588289?s=21
=== 転載終わり ==


本日の練習






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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