ムンバイーとデリー間、ハイパーループが開通したら移動時間1時間半弱に

 

Posted on 29 Aug 2021 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh

図は「Virgin Hyperloop」ウェブサイトより。



ワクチン接種の翌日を迎えた。
接種を受けた左肩の筋肉痛が続き、肘を心臓の高さよりも上げると痛みがあるが、それ以外の身体症状は、ほぼない。
強いて言えば、起床後に日課の散歩に出て、帰ったら猛烈に眠くて少し横になったぐらいだ。

さて、「The Future Is Faster Than You Think: How Converging Technologies Are Transforming Business, Industries, and Our Lives(Peter H. Diamandis, Steven Kotler)」を読んでいると、数か月前までは信じられない眉唾な話だと考えていたことが、にわかに現実味を帯び、身近に感じられるようになっている。

それはズバリ、デリーからムンバイーのハイパーループ計画があり得るかもしれないことを示唆する報道だ。

Travel time from Delhi to Mumbai could come down to 82 minutes with the help of this new tech



ヴァージン・グループ(Virgin Group)のハイパーループ(Hyperloop)ウェブサイトより。


特に「ハイパーループ計画」については、上の画像のようにムンバイーとプネー間を結ぶ路線についての言及があり、一気に親近感を覚えた。

ハイパーループシステムは、時速1,000キロメートル超える速度で乗客または貨物を輸送、これは高速鉄道の3倍、鉄道の10倍以上の速度に相当し、移動時間の点で商用ジェット機とダイレクトに競合、しかも温室効果ガスなどの有害物質の直接排出がない点がメリットとされている。

ハイパーループのウェブサイトの「route estimator」によると、デリーからムンバイまでの距離およそ1,153キロメートルをハイパーループで結べば、1時間22分でカバーできる。
そうなると、日本政府が鳴り物入りで着工したものの、工事が難航して開通のめどが立っていない新幹線の運命は、一体どうなるのだろうか。

Virgin Hyperloop _ Delhi

ハイパーループでは、列車における客車や貨車、いわゆるコーチに相当するものを「ポッド(pod)」と呼ぶ。
ポッドには電磁石が取り付けてあり、磁気の力で浮上し、推進する技術を使用して速度を上げる点はリニアモーターカーと同じ仕組みだ。
しかし真空に近い環境のチューブ内を通過するため、空気抵抗がほとんどないため、段違いの高速を実現でき、また他の大量輸送手段より環境への影響が少なく、事故の発生率も低いとされている。

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なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。

=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※8月11日付けのメール、件名「日本における新たな水際対策措置(インドからの入国者に対する指定施設での待機期間変更)」


●8月14日(土)午前0時以降にインドから日本に入国する全ての方は,検疫所が確保する宿泊施設での待機期間がこれまでの10日間から6日間に変更となります。

1 8月11日,日本政府は,新たな水際対策措置として,8月14日(土)午前0時以降にインドから日本に到着する全ての方に対し,検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)での待機期間をこれまでの10日間から6日間にすると発表しました。8月13日(金)にインドを出発し,14日(土)に日本に到着する場合は,本件措置の対象となります。
また,入国日の翌日から起算して3日目,6日目に改めて検査を行い,いずれの検査においても陰性と判定された方については,検疫所が確保する宿泊施設を退所し,入国後14日間の残りの期間(8日間)をご自宅等で待機していただくことになります。
(例:土曜日に日本に到着された方は,日曜日が1日目,火曜日が3日目,金曜日が6日目となり,3日目,6日目に検査が行われます。これらの検査で陰性の場合は,6日目の金曜日に指定施設での待機が解除され,残りの8日間をご自宅等で待機していただくことになります。)

ご参考:全ての入国者に共通の措置(厚生労働省ホームページ:水際対策に係る新たな措置について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html

2 今回の待機期間変更に伴い,空港からの移動手段,指定施設での待機後の待機場所,空港での海外在留邦人向けワクチン接種の予約を変更する必要がある方は,御注意ください。
なお,海外在留邦人向けワクチン接種の予約をしている方で,予約を変更またはキャンセルされる方は,予約日の前日まで以下の特設予約サイト上で変更またはキャンセルすることができます。体調不良等で接種当日にキャンセルされる場合は,コールセンターへ御連絡ください。

【特設予約サイトURL】
https://mar.s-kantan.jp/mofa-v-u/
【海外在留邦人向けワクチン接種事業に関するお問い合わせ先(コールセンター)】
電話 ○日本国内からかける場合:03-6633-3237(有料)
   ○海外からかける場合:(+81)50-5806-2587(有料)
もしくはSkype上でmofa-vaccine-QA@asiahs.com(無料)
 (日本語:月曜~日曜8時~20時(日本時間),英語:月曜~金曜9時~18時(日本時間))
メールアドレス:mofa-vaccine-QA@asiahs.com

【問い合わせ先】
在ムンバイ日本国総領事館・領事班
電話(91-22)2351-7101
メール ryoji@by.mofa.go.jp
=== 転載終わり ==

本日の練習






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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