気候変動を放置すればナリマン・ポイントも水没:州環境省

 

Posted on 30 Aug 2021 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

神秘的なハジアリ廟も守らなければ。



気候変動による影響で、ムンバイーの80%が2050年までに水没する恐れがある、という記事は、過去にもたびたび目にしてきたが、「NDTV」電子版の記事では、具体的に「海底に沈む」とされる地域が明記されており、現実味を帯びて迫ってくるものがある。

80% Of Mumbai's Nariman Point, Cuffe Parade Will Be Submerged By 2050: Civic Body Head

原文記事によると、ムンバイー自治体は、「(何ら対策を講じなければ)カフ・パレード(Cuffe Parade)、ナリマン・ポイント(Nariman Point)、マントララヤ(Mantralaya)など、市中心部の8割が、今後25~30年の間に水没、つまり消滅する」と述べた。

27日、マハーラーシュトラ州環境観光省(Maharashtra Environment and Tourism Ministry)が、環境問題への行動につなげる啓蒙のための美しいウェブサイト、「Mumbai Climate Action Plan」を立ち上げ、「自然は警告を発している。人々が目覚めない限り、状況は危機的なものになるだろう」というメッセージを発信している。

ムンバイー自治体は、南アジアで最初に気候変動対策計画を作成し、それに基づき行動している都市であると主張している。

同自治体によれば、昨年129年ぶりにサイクロン(ニサルガ、Nisarga)がムンバイーを襲って以降、過去15か月で3つのサイクロンが上陸、2020年8月5日には、ナリマン・ポイントはサイクロン警報が発令されていないにもかかわらず、5~5.5フィート(〇メートル)も冠水した。

また、今年のようにモンスーン到来(6月6~7日)前にサイクロン(タウテ、Tauktae)が上陸(5月17日)し、24時間で214ミリの降水を記録したり、7月17日からの4日間で、1か月の平均降雨量の70%が集中したりといった異常気象が、近年、特に2017年以降、著しく観測されており、気候の不確実性は増大していると言える。

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なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。

=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※8月11日付けのメール、件名「日本における新たな水際対策措置(インドからの入国者に対する指定施設での待機期間変更)」


●8月14日(土)午前0時以降にインドから日本に入国する全ての方は,検疫所が確保する宿泊施設での待機期間がこれまでの10日間から6日間に変更となります。

1 8月11日,日本政府は,新たな水際対策措置として,8月14日(土)午前0時以降にインドから日本に到着する全ての方に対し,検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)での待機期間をこれまでの10日間から6日間にすると発表しました。8月13日(金)にインドを出発し,14日(土)に日本に到着する場合は,本件措置の対象となります。
また,入国日の翌日から起算して3日目,6日目に改めて検査を行い,いずれの検査においても陰性と判定された方については,検疫所が確保する宿泊施設を退所し,入国後14日間の残りの期間(8日間)をご自宅等で待機していただくことになります。
(例:土曜日に日本に到着された方は,日曜日が1日目,火曜日が3日目,金曜日が6日目となり,3日目,6日目に検査が行われます。これらの検査で陰性の場合は,6日目の金曜日に指定施設での待機が解除され,残りの8日間をご自宅等で待機していただくことになります。)

ご参考:全ての入国者に共通の措置(厚生労働省ホームページ:水際対策に係る新たな措置について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html

2 今回の待機期間変更に伴い,空港からの移動手段,指定施設での待機後の待機場所,空港での海外在留邦人向けワクチン接種の予約を変更する必要がある方は,御注意ください。
なお,海外在留邦人向けワクチン接種の予約をしている方で,予約を変更またはキャンセルされる方は,予約日の前日まで以下の特設予約サイト上で変更またはキャンセルすることができます。体調不良等で接種当日にキャンセルされる場合は,コールセンターへ御連絡ください。

【特設予約サイトURL】
https://mar.s-kantan.jp/mofa-v-u/
【海外在留邦人向けワクチン接種事業に関するお問い合わせ先(コールセンター)】
電話 ○日本国内からかける場合:03-6633-3237(有料)
   ○海外からかける場合:(+81)50-5806-2587(有料)
もしくはSkype上でmofa-vaccine-QA@asiahs.com(無料)
 (日本語:月曜~日曜8時~20時(日本時間),英語:月曜~金曜9時~18時(日本時間))
メールアドレス:mofa-vaccine-QA@asiahs.com

【問い合わせ先】
在ムンバイ日本国総領事館・領事班
電話(91-22)2351-7101
メール ryoji@by.mofa.go.jp
=== 転載終わり ==

 

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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