ユネスコ食文化創造都市に、豊かな食文化のハイダラーバードが公式認定

 

Posted on 03 Nov 2019 21:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh

ビルヤーニーだけでないハイダラーバードの美食が認定されました。ちなみに写真は料理の天才である義妹特製のエッグ・ビルヤーニーです。



ビルヤーニー(biryanis)、ケバーブ(kebabs)、ハリーム(haleem)、ヤシ酒(kallu)、シカンプル(shikampur、マトン挽き肉のカツレツ)、チョウキ(chowki、不明)などの、ハイダラーバード独特の料理が、「ユネスコ食文化創造都市(Unesco Creative City of Gastronomy)」に公式に認定された。

Hyderabad figures in UNESCO list for rich culinary heritage

革新的な思想や行動を通して持続可能な開発目標を推進することを目的に、ユネスコが「世界都市デー(World Cities Day)」を機に作成した「創造的な都市(Creative Cities)」リストに入った都市は全世界で66カ所あり、うちインドからはハイダラーバードとムンバイー(映画部門)に入った。

今回、ユネスコに提出されたDossierによれば、ハイダラーバードで親しまれている料理は、「12世紀のデリー・スルターン朝の進出以前のヒンドゥー王朝、カーカティーヤ朝時代の料理、15世紀のトゥグルク王朝の進出、そしてムガール帝国の影響が色濃くなった17世紀」の影響を色濃く残す、豊かな遺産と伝統に裏打ちされたもの。

また、現在は10万を超えるレストランや屋台などの食事処があふれるハイダラーバードだが、1940年代まではそうした外食業は皆無で、料理の真髄は宮廷や家庭の台所での提供に限られていた。

一方の現在は、直接的なものと間接的なものとをハイダラーバード市民の12%が外食産業に関わっている。
特に肉食が盛んで、1日に平均700トン(祝祭日が近くなると時には2,000トン)の鶏肉が消費されている。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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