水も使わず、使用済みプラスチックのみを原料にアップサイクルしたポロシャツ

 

Posted on 23 Sep 2019 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

その昔、東京から今よりずっと埃や泥のすごいプネーに高級靴を履いてやってきて、「靴を見ればその人が分かる」などと気取っていたオジさんがいましたが、環境問題が待ったなしの昨今、その言葉の意味を自己解釈して消化したいです。



着るものは、その人のパーソナリティーをある程度は表すという考えには賛同できる。
高級な服や流行の服には興味がないけど、なるべく環境や倫理に配慮して作られた、長く着られるものを、注意深く選びたい。

なかなか普段着として着こなすまで勇気が至っていないが、わたしのワードローブ、具体的にはTシャツやカットソー類は徐々に、サリーに合わせたもの、合わせやすいもので再構成されつつある。
先日も、さかのぼると今年の1月から目を付けていたペプラム仕立てのトップ990ルピーを、ネットショップでポチってしまった。

せっかく持続可能なファッションとしてのサリーの魅力に目覚めたのだから、徐々に普段着もその流れを汲んだものを選ぶようにして、環境に配慮したファッションコーディネートにしていきたい。
などと考えながら、ぼんやりとツイッターを眺めていたら(最近そんなことばかり)、「The Better India」でプラスチックをアップサイクルしたTシャツやポロシャツを紹介していた。
色合いといいデザインといい、なかなか好みだったので、メモ代わりにアップしておく。

With This T-Shirt You Recycle 12 PET Bottles, Save 2700 Litres of Water

ASKSiddhi持続可能ファッションテーマ関連記事:
サリーへの関心が自然に導いてくれた、持続可能性と消費者としての責任


日々、インドだけで2万6,000トンものプラスチック廃棄物が発生しているという。
また、衣類を製造するためには、大量の水をはじめとする資源が費やされており、しかもちょっとした傷やほつれ、または飽きたからなどの理由で服が捨てられている。

この2つの無駄を組み合わせた商品を作って売っているのが、タミル・ナードゥ州のティルプール(Tirupur)にある会社、「Eco-Hike」だ。
この会社が製造するTシャツやポロシャツの原料は使い捨てられたペットボトル100%なので、従来の綿製Tシャツ1枚が、綿花の収穫から染色、後工程までに2,700リットルもの水資源を消費するのに対し、ほとんど水を使わずに製造できると謳っている。

「Eco-Hike」の説明によると、Tシャツ1枚に必要なペットボトルは平均12本。
まず、ペットボトルを粉砕し、ポリエステル繊維糸に加工する。
その糸を編んで加工し、長持ちする織物に生まれ変わらせる。
この工程に、1滴の水も使わないのだという。

通気性がよく、肌触りもよいとのことで、1枚買ってみようかな。

ちなみに先日、ユニクロでもペットボトルをリサイクルした商品をまもなく販売するという記事を目にした。

Uniqlo to sell clothes made from recycled plastic bottles - The Japan Times

環境問題に対して地球上の人類ひとりひとりに対応が迫られる中、どんな服を選び、着ているのかが、その人のアイデンティティをそのまま表す時代が、もう到来している。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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