モンスーンこそ行きたいゴアにはオフシーズンなし

 

Posted on 14 Jun 2019 21:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh

ゴアには行きたいけど大人数では行きたくないな。ポルトガルにもまた行きたいな。



アラビア海をサイクロンが北上している影響もあると思うが、毎日若干の降雨があったり朝の涼しさから、モンスーン入りまで秒読みとなってきたかに見える、プネーを含むデカン高原西側地域。
特にプネーはモンスーン入りした途端、一気に気温が下がるが、酷暑期と異なり空気中をいろいろなバクテリアが浮遊しやすい季節でもあるので、体調管理には気を付けたい。

モンスーンと言えば、アラビア海に面した旧ポルトガル領のゴアは完全なオフシーズンに入るため、ホテル代が軒並み安くなる。
敢えてそうした時期を狙って、のんびりしに行きたい。
ムンバイー在住オーストラリア人のSharell Cookさんが、モンスーンのゴアでのおすすめの活動を紹介していた。

Goa in the Monsoon Season: Essential Travel Guide

ゴアは1961年までポルトガル領だったため、ポルトガルの影響が今も各所に色濃く残っている。
そしてゴアと言えば、全長100キロメートルの海岸線に連なるビーチも魅力で、その独特のオープンで自由な空気が世界から人々を惹きつけている。

しかし、ビーチ以外にもゴアにはたくさんの見所がある。
特にゴアがモンスーン季に入り、観光客、特に騒がしいパーティーピープルがほとんどいなくなり、ビーチ沿いのパブやバーが軒並み店を畳む6月から9月にかけては、緑の濃い、最も自然の美を静かに楽しめる季節となり、またこの時期に訪れることで、より地元の人々に近い滞在体験ができるとしている。

特に、モーレム国立公園(Mollem National Park)やコティガオ野生動物保護区(Cotigao Wildlife Sanctuary)、ドゥードサーガル滝(Dudhsagar Falls)、そして家族向けのアクティビティを楽しめるボンドラ野生生物保護区(Bondla Wildlife Sanctuary)などでの野生生物の観察や散策、トレッキング、またサハカリ・スパイス農園(Sahakari Spice Farm)の見学などをおすすめしている。
人が少なくなるゴアならではの、自然に抱かれた、のんびりとした休暇が過ごせそうだ。

ゴアの遺産巡りなら、雨の合間を縫ってパンジムのラテン区(Bairro das Fontainhas)や、南部ゴアのポルトガル人邸宅、ドナ・パウラ(Dona Paula)の旧ゴア総督邸ラージ・バワン(Raj Bhavan)などがある。
わたしは今回、日本で素敵なデザインのレインコートを調達したので、そんな雨の中の散策も楽しみだ。
ゴア博物館(Museum of Goa)やゴア民芸館(Goa Chitra)を訪れるのもいい。
マンドービー川に浮かぶ船上には、インド唯一のカジノもある。

なお、ゴアでは乗り降り自由な観光バス(Hop-On-Hop-Off Bus)も運行している。

また、モンスーン時期のゴアのお祭りとして有名なのは、6月のサン・ジョアン(Sao-Juao)祭だ。
本家ポルトガルではポルトで盛大に祝われることで有名な、このお祭り。

聖ジョアン祭 - ようこそポルトガル

しかしこちらは、水の満ちた井戸に男たちが飛び込み、カシューナッツの果汁を醸造したゴア名産のお酒、フェニ(Feni)の瓶を取り合うというワイルドなもの。
モンスーンの十分な雨を祈る意味も含まれているようだ。

Sao Joao Festival in Goa - Wikipedia

ゴアではガネーシャ祭りも盛大に祝われるのが特徴だ。

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Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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