「Patriot Act」を地で行くような、インドの選挙について知る観光ツアー

 

Posted on 11 May 2019 21:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh

そんなツアーがプネーでもあったら参加したいな。画像は「インドの政治なんかをコメディーのネタにするのはやめなさい」と諭されているハサン・ミナージさん。



世界最大の民主主義国家と呼ばれるインドの総選挙(Lok Sabha Election)で、先月から各州各県で実施するため、およそ6週間もかかる投票が、着々と進んでいる。

政治問題に疎いわたしだが、3月に「Netflix India」にタイトルのある「Patriot Act」の「Indian Elections」を観たら、今インドの選挙で起こっていることが、とても分かりやすく頭に入ってきた。

なお、いま見たら、YouTubeでも「Indian Elections」の回が視聴できるようになっていた。
爆笑しながら複雑なインドの政治について触れることができるので、必見だ。



 

インドという国そのものが、多数の文化、言語、宗教、価値観、生活水準、民族などが入り混じった混沌にある中、選挙はそれらを凝縮したようなものだ。
そんな「インドの政治」をテーマにした観光ツアーが、ヒンドゥー教徒の一大聖地、ヴァラナシ(Varanasi)にあることを、次の記事で紹介していて興味深く読んでいる。

Tourists, Locals Get In On India's Election-Themed Tours

政治ジャーナリストが引率するという、このツアーには、外国人観光客のほか都市在住の富裕層や中間層などのインド人も参加する。
政治や選挙への期待は、インド人口の3分の2が所在する農村部の貧困世帯ほど強く、他では見られない熱烈なキャンペーンが繰り広げられることから、格好の「見物対象」となっているためだ。
ヴァラナシは農村ではないが、「ヒンドゥー至上主義」とされる現与党ナレンドラ・モーディー(Narendra Modi)首相の主要選挙区でもあり、選挙期間中は大きな集会が頻繁に開かれている。

あるインド人参加者は、「運転手付きのクルマに乗り込んで学校と家を往復するばかりの息子に、現実世界を見せたかった」と親子でツアーに申し込んだ。

ツアーでは、インドの選挙について、根強い汚職などの問題点についても包み隠さず話す。
ガイドは、「(選挙権を得た)18歳の時、200ルピーを受け取って言われた通りの候補者に票を入れたことがある」などの体験談を語り、特に海外からの参加者を驚かせた。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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