プネー在住日本人女性Kさんがお声をおかけくださり、主に企業駐在されているご家族に帯同してプネーにお住まいの、日本人女性たちを中心メンバーとするブランチ会に混ぜていただく機会に恵まれた。
日本人駐在員さんご一家を支えるご夫人たち（いわゆる「駐妻」）に、一気にお目にかかるのはかなりひさしぶりだったこともあり、当日朝は緊張のあまり腹痛になってしまったほど。

だからというわけではないが、20分ほど遅刻して会場に到着してみると、20名ほどの方々がすでに着席されていた。
まず、みなさま日本のファッション雑誌から飛び出してきたのではないかと錯覚するほどのスタイリッシュな服装と、頭からつま先まで手入れの行き届いた、実にきちんとした身なりをされている。
彼女たちの隙のない美しさと、場所がファイブスターホテルの優雅な朝食会場ということも手伝って、その一角だけは、まるで後光が射すようなきらびやかな空間になっていた。
そこへ、バタバタとあせって乱入したわたしはと言えば、髪の毛を振り乱し、気合を入れたつもりで着崩れた綿サリー姿。
かなりの場違い感に、一瞬たじろいでしまった。

ところが気持ちを落ち着け、適当な席に腰かけてひとりひとりのマダームとお話してみると、やはりインドくんだりまでわざわざ帯同してくるような方々だけあって（失礼！一応誉めてる！）、気さくだし、キャラの立ったおもしろい人ばかり。
（マハーラーシュトリアンでなくて）グジャーラーティー・ポーヘの味の秘密とか、新市街マハートマー・ガーンディー・ロード（MG Road）裏にある市場シヴァージー・マーケット（Shivaji Market）で（バッファローでなくて）牛肉を買う方法とか、インド公文式の話とか、新しいことをいろいろ教えていただいた。

同じテーブルに着いたメンバーとお話するのが精いっぱいだったが、それでもかなりぶっ飛んだ、いろんな話題で盛り上がり、2時間は本当にあっという間だった。
今でも思い返せばじわじわくる、不思議で楽しいひとときだった。

それにしてもこの「マダーム会」、比較的定期に開催されているようなのだが、日本人女性だけで常時20～30名ほどが集まるというから驚きだ。
プネーにはいつの間にか、たくさんの日本人がご家族で在住されているのだな（日本人会名簿によれば、登録在住者数だけを見ても現在200人前後で推移中）。

もしもプネーに駐在されたり、駐在されるご家族に帯同されたりするご予定の女性がいらっしゃったら、これは頼もしいことでないか。
一人ぼっちになる心配は要らないし、日本人女性が知りたい、耳寄り情報も、惜しげなく教えてもらえるだろう。

ちなみに当日いらっしゃった方々のほとんど全員は「プネー日本人会」の会員だと思うが、このマダーム会自体は日本人会とは関係ないようだ。
参加をご希望の方は、お気軽にお声をおかけくださったら、主催者にお繋ぎしたい。

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