インド・プネ在住の英日・日英翻訳者、デシュムク陽子のブログ
Posted on 24 Dec 2018 21:00 in インドの政治 by Yoko Deshmukh
写真は福岡市西部を悠然と流れる樋井川に架かる、「ふれあい橋」です。
全長4.94キロメートルでインド最長の鉄道橋となるボギビール橋(Bogibeel Bridge)が、着工から21年を経てようやく完成した。 India's Longest Railroad Bridge Ready After 21 Years, Launch This Week - NDTV
ボギビール橋は鉄道道路併用橋であり、いずれも産業都市であるアッサム州ティンスキア(Tinsukia)とアルナーチャル・プラデーシュ州ナハルラグン(Naharlagun)との間を往来する時間が10時間も短縮される。 この橋の礎石は1997年、当時の首相デヴェ・ゴウダ(HD Deve Gowda)氏が据え、その5年後の2002年に、やはり当時の首相、故アタル・ビハーリー・ヴァージペーイー(Atal Bihari Vajpayee)氏の立ち合いで着工した。 以来、21年もの歳月を、アッサム州およびアルナーチャル・プラデーシュ州の周辺住民たちは辛抱強く待ち続けた。 ボギビール橋の工事が遅れた原因としては、地震多発地帯のひとつでもあり、また世界最大の多雨地域を悠々と流れ、水量が大きく変動するブラフマプトラ川に橋を架けることの難しさがあったと、工事を担当したインド鉄道(Indian Railways)は説明している。 橋は下段に2本の線路が、上段に3本の車道が走っており、重量のある戦車も通行できるほどの強度を誇っている。 川を挟んで対岸に位置するのに、これまで500キロメートルの行程を迂回する必要があったアッサム州第2の都市、ディブルガール(Dibrugarh)とアルナーチャル・プラデーシュ州デーマジ(Dhemaji)などの代表的な都市間が、100キロメートルにも短縮されることになった。 プロジェクトの総工費は592億ルピー。 大病院や大きな空港のあるディブルガールに、州を越えて人々がアクセスしやすくなるなどの大きなメリットを生みそうだ。 今年亡くなったヴァージペーイー首相の誕生日にあたる今月25日、ナレンドラ・モーディー首相によって、この橋を通る列車「Tinsukia-Naharlagun Intercity Express」の開通式が行われる。 本日最も読まれた記事 1 来年4月開催の「ナマステ福岡(Namaste Fukuoka)2019」ではボランティアを絶賛募集中! 17 Dec 2018 2 ポルトガル鉄道のインターネット事前切符予約 26 Oct 2016 3 コットンサリーが1~2枚は買えそうな値段の高級手作り服を入手 20 Dec 2018 4 映画「ボヘミアンラプソディー」を鑑賞:フレディさんとインドとの繋がり備忘録 22 Nov 2018 5 意外に低かった?世界の大学ランキング200校中のIITの位置は 09 Jun 2017
ボギビール橋 Bogibeel Bridge Assam Arunachal Pradesh アッサム州 アルナーチャル・プラデーシュ州
Yoko Deshmukh (日本語 | English) インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。 ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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