ラーナーさんも食べたかも?ケーララ州の伝説ビルヤーニー

 

Posted on 30 Oct 2018 21:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh

写真は「Bollywoodlife.com」より。香ばしい肉汁がたっぷり染みたビルヤーニーを炊くバラーラデーヴァのイメージ。



2018年は日本における「バーフバリ年」だった。
昨年末に「王の凱旋」が、インド公開版から30分ほどのシーンがカットされた国際版として全国の映画館で公開されて以来、2月中旬時点でDVDとしても販売されているのに、インド公開版と同じ長さの完全版劇場公開が決行され、現在は「伝説誕生」の完全版が劇場公開するという運びになっている。

4月にはプロデューサーと監督が、6月にはクマーラ・ヴァルマ役のスッバラージュさんがそれぞれ来日して熱狂的なフィーバーを巻き起こした。

さらに来月(11月)初旬には、暴君バラーラデーヴァを演じたラーナー・ダッグバーティさんが○○で開催されている「東京コミコン」に降臨するとあって、ジャパーニー・マヒーシュマティ界隈は再び熱く熱く盛り上がっている。

「東京コミコン 2018」で国王陛下に最敬礼!『バーフバリ』バラーラデーヴァ役ラーナー・ダッグバーティが来日決定 - The River

なお、コミコンはインドでも大盛り上がりで、一時期プネーでも毎年開催されていたのだが、近年なぜか休止している。

Comic Con India

なお、次の動画でわたしはラーナーさんが英語(どころか映画のセリフ以外)を話しているところを初めて聞いたが、堂々たるインディアン・イングリッシュだったので安心する。
 


*From "Baahubali Movie" the official channel,
the concept behind Bhallaladeva character.
Quite interesting to watch.


せっかくなのでこの機会に、これまでASKSiddhiにて綴ったバーフバリ関連の話題をまとめたリンクを貼っておく。

ASKSiddhi - 「バーフバリ」関連タグ

そんなラーナーさん、活動拠点としてはツイッター等のSNS上で見受けられるところではムンバイーの出現率も高そうだが、本来は南インドはテーランガーナー州やアーンドラ・プラデーシュ州を中心に、海外にも多くの話者を抱えるテルグ語圏映画、トリウッド俳優だ。
テルグ語圏の中心地と言えばハイダラーバード、そしてハイダラーバードの名物と言えばビルヤーニー。

そこでラーナーさんも食べたかもしれない(とASKSiddhiが無理やりこじつけているだけの)伝統のビルヤーニー店を、「The New Indian Express」紙が伝えていた。

Melting pot of traditional flavours - The New Indian Express

そのビルヤーニー店とは、創業以来78年、その味を守り続けているティルヴァナンタープラムのアザド(Azad)という店だ。
この店ならではの秘伝レシピで炊き込まれ、パイナップルがトッピングされたマトン・ビルヤーニー、その名も店名を冠した「アザド・ビルヤーニー」が特に有名なのだそうだ。

もとはミーラン(Meeran Pillai Pareed Kunju)という人が創業した「Azad Pukka Travancore Biriyani」が起源。
ご存知の通り、独自の豊かな食文化を誇るケーララ州では、ビルヤーニーを出す店は一般的とは言えない。

パイナップルのトッピングは、周辺で唯一のビルヤーニー店として開店した1940年以来の慣例となっている。
当時、ビルヤーニー1皿の価格はクオーター(4分の一)アーナー(1アーナーは6.25パイサ)だった。

ティルヴァナンタープラムのほか、コッラムやナガルコイルにも支店を持つ。

アザド・チェーンは創業者の3人の孫たちが経営、「アザド三兄弟」と呼ばれている。
3人は78年間変わらぬ味のマトン・ビルヤーニーのほか、創業当時のメニュー復刻を目指しているという。

バーフバリをきっかけにビルヤーニーに関心を持った人たちには、インドにはハイダラーバーディ・ビルヤーニーのほかにも、イラーニー・ビルヤーニーやラクナウィー・ビルヤーニーなど、様々な形で存在するビルヤーニーを訪ねる旅、というのに来て欲しい。

10 Types of Biryani You Need to Try in India - Culture Trip

さて、バーフバリの話のまとめである。
わたしは今年2月に自宅のネットフリックス(Netflix India)で二部作を視聴したのち、春から初夏にかけての帰国中に、「王の凱旋」完全版を友人と1回、実家の母と1回の合計2回、福岡の映画館で鑑賞した。
それ以外には小説「The Rise of Shivagami」も読了し、バーフバリ世界に耽溺しようと試みた。

しかし、所詮ただのインド在住者に過ぎないわたしにとっては、バーフバリという映画そのものよりも、この作品が日本でなぜ、これほど強大な人気を維持し続けているのか、ということのほうにむしろ興味がある。
カルチャー系独立ウェブメディア、「Scroll.in」による同様の趣旨の取材にも協力させていただく機会があった。

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日本のマヒーシュマティアンたちに、わたしもぜひ会ってみたい。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

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