インド鉄道で旅をした人なら、日本だと一昔前のスーパーマーケットや商業施設の片隅にあったジャンケンマシンや、あたりくじ付き自動販売機を思い浮かべるような、あの体重計に乗ってみたことがあるかもしれない。
コインを入れると音楽が流れて派手な電飾がピカピカ光り、透明の筐体内でディスクが回転、しばらくすると体重が印字された切符大の紙が吐き出されてくる、このパフォーマンス豊かな体重計が、マハーラーシュトラ州内の全鉄道駅から撤去されることになったようだ。
End Of An Era: Indian Railways To Remove Iconic Weighing Machines From Its Stations In Maharashtra - Swarajyamag
記事によればこの体重計は、1950年代にインド鉄道公社が導入したもの。
当初アナー(anna)貨(6.25パイサ、現在は流通していない)、近年は2ルピー貨を1枚、挿入すると遊ぶことができる。
多くの人が子供の頃、保護者や大人と一緒に駅を利用した際に使わせてもらった記憶があるというこの体重計。
人によっては「コインを入れたのに何も起こらなかった」とか、「100キログラムや0(ゼロ)など、不正確な結果が吐き出されることも多かった」など、それぞれ感慨深い思い出を抱いているようだ。
実際には、手荷物の重量を測るためにも利用されていたというこの体重計は、今やデジタル計量器に完全に取って代わられ、その役目をとうに終えているそうだ。
それでもわたしにとっては結構最近(といっても2年ぐらい前)、駅を利用した際にこの体重計で楽しそうに遊ぶ小さな子供を見かけた記憶があるだけに、時代の流れの速さを感じずにはいられない。
ちょっと検索したら仕組みを撮影した動画をシェアしている人がいた。
本日アクセスが多かったASKSiddhi(アスクスィッディ)記事トップ5
1位 観た人がケーララ州を訪れたくなる動画を、サムソナイトが制作(29 Sep 2018)
2位 意外に低かった?世界の大学ランキング200校中のIITの位置は(09 Jun 2017)
3位 プネーの国際交流ティーパーティー10月に復活: Pune International Tea Party to Come Up in October!(30 Sep 2018)
4位 ポルトガル鉄道のインターネット事前切符予約(26 Oct 2016)
5位 雨の止んでいるプネーの下町で洪水が発生、果敢に救助を続けた警察官(28 Sep 2018)