16歳のインド人柔道選手、U-18世界選手権で悲願の金メダル
Posted on 27 Aug 2022 21:00 in インドスポーツ by Yoko Deshmukh
日本は柔道でもインドと緊密に協力できるのでないかな。
マニプール出身のリントイ・チャナンバム(Linthoi Chanambam)16歳が、26日にサラエボで開催された世界柔道選手権大会で、インド史上初の金メダルを獲得した。
Linthoi Chanambam first ever Indian to become Judo world champion
これまでインドの柔道選手は性別や年齢層を問わず、世界選手権でメダルを獲得したことはなかった。
18歳以下の選手を対象とした世界カデット選手権(World Cadet Championships)の57キロ級決勝には、4連続の一本勝負で進出、ブラジルのビアンカ・レイス(Bianca Reis)選手と対戦した。
リントイ選手は「技あり」で序盤のリードを奪い、残り秒数で指導を受けつつも1-0で勝利し、見事U18世界チャンピオンになった。
近年インドで最も有望な柔道選手とされるリントイ選手は、インド政府の主催する「TOPS」プログラムに参加するエリートでもある。
2017年のサブジュニア全インド柔道選手権大会(Sub-Junior National Judo Championships)で金メダルを獲得した後、JSWの「Inspire Institute of Sports」柔道プログラムで2017年から特訓を受けている。
昨年は全インド・カデット柔道選手権大会(National Cadet Judo Championship)で金メダルを獲得、国内最高の若き柔道家としての地位を確立した。
また同年にはレバノンのベイルートで開催されたアジア・オセアニア カデット柔道選手権大会(Asia-Oceania Cadet Judo Championship)で銅メダルを獲得、今年7月にはアジア・カデット&ジュニア柔道選手権大会(Asian Cadet & Junior Judo Championship)で自己記録最高の金メダルを獲得するなど、着実に実力を身に着けている。
インパールの農家出身であるリントイ選手は、すでに過去5年間、自宅を離れて技術を磨いている。
IIS柔道のマムカ・キジラシヴィリ(Mamuka Kizilashvili)ヘッドコーチの指導の下、筑波大学、ジョージア、そして最近では世界カデット選手権に先立つボスニア・ヘルツェゴビナでのキャンプを含む遠征試合に出場している。
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
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