100歳以上の感染者の多くは軽症か: マハーラーシュトラ州の専門家ら

 

Posted on 24 Mar 2022 21:00 in インド科学技術 by Yoko Deshmukh

その可能性は、現時点では仮説にしても、とてもおもしろいです。



新型コロナウイルス感染症の「謎」のうち、特に注目されているのが、100歳以上(centenarians)の人たちへの影響が比較的、軽かったという記事を、「Times of India」電子版に見つけた。

Medical mystery: Covid loses sting if it hits centenarians

「単にほとんど外出しなかったからでは」と思ったそこのあなた、インドの特に地方や農村部では、まだまだ複数の世帯が1つ屋根の下に同居するジョイントファミリーが多いので、家族のだれかが感染して、家庭内にウイルスを持ち込んでしまいクラスター化してしまうことが、コロナ禍当初から危惧されていた。

マハーラーシュトラ州内ではこれまで、合計14万人もの方々がコロナで命を落としたとされているが、うちに占める死亡当時100歳以上の方は91人だった。
2020年のパンデミック宣言以来、100歳以上の感染者数は3,134人ということで、その割合は2.9パーセントとなっている。

現在、研究グループが、遺伝的、免疫学的および社会的要因の組み合わせに秘密があるのではないかと調査を継続しているということだ。

一方、高齢者以外の世代については、感染者に占める死者は7パーセントとなっている。
なお、90歳代の感染者数は過去2年間で合計1万6,854人、死者は710人だった。
80歳代については感染者数11万5,000人のうち、実に1万4,325人が命を落とし、死亡率は12.4パーセントとなっている。

ある感染症の専門家は、「100歳を超える年齢まで生き抜いたということは、糖尿病や肥満といった基礎疾患がないことが主な要因の1つであることも多く、生存能力が高かったからだ。非常に興味深い」と語っている。

また別の専門家は、「100歳以上の人々は、スペイン風邪が世界中に猛威をふるった時代を生き抜いた。そのことが、体内に何らかの記録を残し、炎症マーカーや全体的な免疫反応に影響を及ぼしているかもしれない」として、研究を続けている。

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なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。

=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※2月24日付けのメール、件名「インド入国時の検疫措置(インドで発行されたワクチン接種証明書の扱い(運用変更))」


●インドで発行されたワクチン接種証明書を所持してインドに入国する方は、インドで発行されたワクチン接種証明書を事前にオンライン提出することにより、RT-PCR検査の陰性証明書の事前オンライン提出が不要となります。
●日本で発行されたワクチン接種証明書を所持してインドに入国する方は、引き続き陰性証明書の事前オンライン提出が必要となります。

1 インド保健・家庭福祉省によると、インドで発行されたワクチン接種証明書を所持する方は、日本からインドへの入国に際して、出発72時間前に検体を採取したRT-PCR検査の陰性証明書又はインドで接種したワクチン接種証明書(2回接種を証明するもの)のいずれかを事前にオンライン提出することが認められるとのことです(ワクチン接種証明書の提出によりRT-PCR検査の受検及び陰性証明書の事前オンライン提出は不要となります)。ただし、日本で発行されたワクチン接種証明書を所持し、日本からインドへ入国する方は、引き続きRT-PCR検査の陰性証明書の事前オンライン提出が必要となります。

(注)2月11日付で当館から発出した領事メール「インド政府による検疫ガイドラインの改定(入国後7日間の自宅待機等の解除)」の3において、「インド政府が指定する国からの入国者は、陰性証明書又はワクチン接種証明書のいずれかをオンライン提出することが認められますが、現時点では日本はその指定国にはなっていないため、日本からインドへ入国する方は、引き続きRT-PCR検査の陰性証明書の事前オンライン提出が必要となります」とお知らせしましたが、この運用に変更があったものです。

2 インド政府は検疫措置を頻繁に変更しています。中央政府、各州政府ともに今後も急に検疫措置を変更する可能性がありますので、最新情報の入手に努めてください。

3 日本外務省はインドについて「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」の感染症危険情報を発出しています。インドへの渡航を検討されている邦人の皆様におかれましては、渡航の必要性や時期について慎重に御検討ください。

このメールは,在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。

【問合せ先】
 在ムンバイ日本国総領事館領事班
 電話(91-22)2351-7101
 メール ryoji@by.mofa.go.jp

※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は,以下のURLから停止手続をお願いいたします。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete
=== 転載終わり ==


本日の練習






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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