うつとわたし、そしてインド: インターネットの海へ
Posted on 27 Feb 2022 21:00 in うつとわたし、そしてインド by Yoko Deshmukh
今だって、「Row row row your boat...」なわたしです。
インドと深く関わるようになって、今年で早くも20年を迎える。
それは、インド移住の少し前に訪れた、うつとの戦いの歴史とほぼリンクしている。
このシリーズは、今まさに「顕在性うつ状態」で「全般的不安障害」という診断を受けて、微量ながら毎晩服用の薬を処方され心の病気と闘っているわたしが、不定期だが覚悟を持って綴っている。
日によって気分の浮き沈みがあるため、つづれない日もあると思うし、その分量も変化するし時間軸も前後し、また、後日もろもろ加筆修正することも大いにあり得る。
いつも通りの「インドよもやま話」に戻る日もあると思うが、このシリーズは、いずれきちんとした形でまとめる予定である。
※本日、「うつとわたし、そしてインド」という新規カテゴリーを作成した。
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(時代の恩恵の続き)
父のNEC製98シリーズのパソコンのおかげで、日本の片隅でくすぶっていただけのわたしは突然、世界中と等しくつながるインターネットの海にダイブすることになったのである。
余談だが、そのころ日本で盛り上がっていた「iモード」は、あまりにドメスティックだったこともあり、わたしはほとんど使わなかった。
「Netscape」か「Lycos」だったか忘れたが、「Penpal」など適当なキーワードを入力してヒットした「E-Frenz.com」というサイトには、世界中の人々がペンパル(正確にはメールパル?キーボードパル?)を求めてプロフィールを登録していた。
わたしは高校生のころに、同級生の留学先から交換留学にやってきたアメリカ人高校生と少し文通をしていたことがあったぐらいで、しかも最後に受け取った手紙に「マリファナきめてる」みたいなことが書かれていた(もしかしたらわたしのとんでもない勘違いだったかもしれないが、『Marijuana』の文字はハッキリおぼえている)ため恐ろしくなって投げ出した腰抜けのため、自分から文通しませんかと申し出る勇気はなかったし、プロフィールを読みこなしてそれに基づき礼儀正しくお友達申請する語学力もなかった(いまだとタップ1つだね)。
そこで、辞書とにらめっこしながら、つたない自己紹介文を作成した。
ニックネームは、わたしの名前「陽子」から、学習中だったドイツ語の「太陽」を表す「Sonne」とした。
それを真夜中にドキドキしながら、「E-Frenz.com」に登録したのである。
「ピポパポ.. ピピービーーー...」数十秒してようやく送信完了である。
わが家のインターネットが「テレホーダイ」に加入する直前のことである。
しかし、よく考えたらあのころ、参考書も何もなしにパソコンやインターネットを使いこなしていたのは、われながら偉かったよ。
(続く)
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なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。
=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※2月24日付けのメール、件名「インド入国時の検疫措置(インドで発行されたワクチン接種証明書の扱い(運用変更))」
●インドで発行されたワクチン接種証明書を所持してインドに入国する方は、インドで発行されたワクチン接種証明書を事前にオンライン提出することにより、RT-PCR検査の陰性証明書の事前オンライン提出が不要となります。
●日本で発行されたワクチン接種証明書を所持してインドに入国する方は、引き続き陰性証明書の事前オンライン提出が必要となります。
1 インド保健・家庭福祉省によると、インドで発行されたワクチン接種証明書を所持する方は、日本からインドへの入国に際して、出発72時間前に検体を採取したRT-PCR検査の陰性証明書又はインドで接種したワクチン接種証明書(2回接種を証明するもの)のいずれかを事前にオンライン提出することが認められるとのことです(ワクチン接種証明書の提出によりRT-PCR検査の受検及び陰性証明書の事前オンライン提出は不要となります)。ただし、日本で発行されたワクチン接種証明書を所持し、日本からインドへ入国する方は、引き続きRT-PCR検査の陰性証明書の事前オンライン提出が必要となります。
(注)2月11日付で当館から発出した領事メール「インド政府による検疫ガイドラインの改定(入国後7日間の自宅待機等の解除)」の3において、「インド政府が指定する国からの入国者は、陰性証明書又はワクチン接種証明書のいずれかをオンライン提出することが認められますが、現時点では日本はその指定国にはなっていないため、日本からインドへ入国する方は、引き続きRT-PCR検査の陰性証明書の事前オンライン提出が必要となります」とお知らせしましたが、この運用に変更があったものです。
2 インド政府は検疫措置を頻繁に変更しています。中央政府、各州政府ともに今後も急に検疫措置を変更する可能性がありますので、最新情報の入手に努めてください。
3 日本外務省はインドについて「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」の感染症危険情報を発出しています。インドへの渡航を検討されている邦人の皆様におかれましては、渡航の必要性や時期について慎重に御検討ください。
このメールは,在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。
【問合せ先】
在ムンバイ日本国総領事館領事班
電話(91-22)2351-7101
メール ryoji@by.mofa.go.jp
※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は,以下のURLから停止手続をお願いいたします。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete
=== 転載終わり ==
本日の練習
About the author
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Yoko Deshmukh
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インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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