今月15日、インドは75回目の独立記念日を迎えたが、日本の終戦記念日が沖縄を例外とするのと同様、ゴアの独立記念日は当然ながら、別の日であることを、「First Post」ウェブ版が思い出させた。
Goa does not celebrate Independence Day on 15 August like other states; here's why
インドの大部分は1947年に150年ほど続いたイギリスの植民地支配から独立したが、ゴアはその当時、他国に先駆け1510年から450年以上もの間続いてきた、ポルトガルの植民地支配下にあった。
結局、1961年にゴアがインドに併合されるまで統治は続き、ポルトガルは最初に来て、最後に去った支配者となった。
1510年にゴアを接収したポルトガルは、領土の支配だけでなく、現地語であったコンカニ(Konkani)語の使用禁止や、ヒンドゥー教寺院の破壊とヒンドゥー式の結婚式の禁止、ヒンドゥー教徒と土着のゴアン・カトリック教徒の迫害に着手した
ゴアの植民地支配のきっかけとなったのは、1946年にゴア在住の作家ジュリアオ・メネゼス博士(Dr. Juliao Menezes)を訪ねて現地を訪れた、活動家で政治指導者のラーム・マノハル・ロヒア(Ram Manohar Lohia)がカギを握るとされている。
ゴア人の窮状を知ったロヒアは、市民による不服従運動(Civil Disobedience Movement)を展開した。
その後ロヒアが逮捕され、その動きが厳格な規制により封じられると、ゴアの人々はポルトガル支配に対抗するための戦略を立て始めた。
中でも、不服従運動に若い感性を刺激されたのは、弱冠13歳だったプラバーカル・ヴィッタル・シナリ(Prabhakar Vitthal Sinari)という人物だ。
シナリは周囲の人に呼び掛け、ヒンドゥー過激派組織として知られる「アザド・ゴマンターク・ダル(Azad Gomantak Dal、AGD)」という革命集団を形成、その後、ヒンドゥー至上主義過激派グループとして現存する「民族義勇団(Rashtriya Swayamsevak Sangh、RSS)」と組み、プネー出身のレスラー、ナナ・カージュレカル(Nana Kaajrekar)、音楽制作者スディール・ファドケ(Sudhir Phadke)、そしてボンベイ(現ムンバイー)出身の国粋主義者らを巻き込み、後の「統一戦線」と呼ばれることになる、大きな連合を結成した。
連合は、まずゴアと同じくポルトガル植民地だったナロリ(Naroli)、ダードラー(Dadra)、ナガルハベリ(Nagar Haveli)を開放、その資金調達には、人気歌手のラタ・マンゲシュカル(Lata Mangeshkar)もチャリティーコンサートを開き協力したとされている。
ジャーナリスト、サティヤグラハ(Satyagraha)、武装ゲリラ、そして映画人たちも巻き込んだ戦いの末、1961年12月19日にゴアはポルトガルの支配から独立した。
本日最も読まれている記事
1 購入後半年で故障したフォッシルのスマートウォッチを巡る、意外な顛末 Posted on 16 Sep 2019
2 おかげさまでASKSiddhiは18歳に☆ Posted on 19 Aug 2021
3 The New Discovery On 75th Independence Day of India Posted on 15 Aug 2021
4 インド、国産の経鼻投与タイプのワクチンを承認 Posted on 14 Aug 2021
5 日本人と顔立ちがよく似た「セブン・シスターズ」北東部の女性、人種差別に立ち上がる Posted on 18 Mar 2017
-----
なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。
=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※8月11日付けのメール、件名「日本における新たな水際対策措置(インドからの入国者に対する指定施設での待機期間変更)」
●8月14日(土)午前0時以降にインドから日本に入国する全ての方は,検疫所が確保する宿泊施設での待機期間がこれまでの10日間から6日間に変更となります。
1 8月11日,日本政府は,新たな水際対策措置として,8月14日(土)午前0時以降にインドから日本に到着する全ての方に対し,検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)での待機期間をこれまでの10日間から6日間にすると発表しました。8月13日(金)にインドを出発し,14日(土)に日本に到着する場合は,本件措置の対象となります。
また,入国日の翌日から起算して3日目,6日目に改めて検査を行い,いずれの検査においても陰性と判定された方については,検疫所が確保する宿泊施設を退所し,入国後14日間の残りの期間(8日間)をご自宅等で待機していただくことになります。
(例:土曜日に日本に到着された方は,日曜日が1日目,火曜日が3日目,金曜日が6日目となり,3日目,6日目に検査が行われます。これらの検査で陰性の場合は,6日目の金曜日に指定施設での待機が解除され,残りの8日間をご自宅等で待機していただくことになります。)
ご参考:全ての入国者に共通の措置(厚生労働省ホームページ:水際対策に係る新たな措置について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html
2 今回の待機期間変更に伴い,空港からの移動手段,指定施設での待機後の待機場所,空港での海外在留邦人向けワクチン接種の予約を変更する必要がある方は,御注意ください。
なお,海外在留邦人向けワクチン接種の予約をしている方で,予約を変更またはキャンセルされる方は,予約日の前日まで以下の特設予約サイト上で変更またはキャンセルすることができます。体調不良等で接種当日にキャンセルされる場合は,コールセンターへ御連絡ください。
【特設予約サイトURL】
https://mar.s-kantan.jp/mofa-v-u/
【海外在留邦人向けワクチン接種事業に関するお問い合わせ先(コールセンター)】
電話 ○日本国内からかける場合:03-6633-3237(有料)
○海外からかける場合:(+81)50-5806-2587(有料)
もしくはSkype上でmofa-vaccine-QA@asiahs.com(無料)
(日本語:月曜~日曜8時~20時(日本時間),英語:月曜~金曜9時~18時(日本時間))
メールアドレス:mofa-vaccine-QA@asiahs.com
【問い合わせ先】
在ムンバイ日本国総領事館・領事班
電話(91-22)2351-7101
メール ryoji@by.mofa.go.jp
=== 転載終わり ==
☆本日の1曲☆