「インドのナパ・バレー」ナシックのブドウ農園とワイナリーに観光客戻る

 

Posted on 20 Aug 2021 21:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh

収益、意外と低いな。



数日前、ふと「そういえば、『インドのナパ・バレー』ナシックのワイナリーはどうなっているのかな」と考えていたところだった。
新型コロナウイルスの新規感染者数が落ち着き、ワクチン接種も行き渡り始めた都市部の人々が、待ちに待ったブドウ農園やワイン工場の再開を受け、ナシックに押し寄せている、という、うれしい話題を、「Times of India」に見つけた。

Nashik’s vineyards come alive again with Pune, Mumbai tourists lending the sparkle

ナシックのブドウ園に併設されたワイン工場の試飲室では、カベルネ・シラーズ(Cabernet Shiraz)、セッテ(Sette)、アロス(Arros)などの品種のブドウを醸造したワインを楽しむ人々の笑顔があふれている。

こうしたナシックのワイン工場は、マハーラーシュトラ州政府が新型コロナウイルス関連の規制を緩和した6月以降、再開している。
全インドワイン生産者協会(All-India Wine Producers’ Association)発表のデータによると、6月はおよそ9,000人、7月にはおよそ1万8,000人、8月に入ってからはこれまでに1万2,000人以上の観光客がブドウ園やワイナリーを訪れている。

同協会によれば、ナシックのブドウ園やワイン醸造関連施設を訪れる観光客の5割以上はムンバイーとプネーから、週末の癒やしを求めてやってくる。
ナシックのブドウ園の多くは、豊かな水量を誇るガンガープル(Gangapur)ダム周辺の、風光明媚な土地に点在する。
そのブドウ園直営ワイナリーに併設された、おしゃれな滞在型リゾート施設の客室占有率は7月以降、90%をコンスタントに超え、周辺の観光業は急速に回復している。

県境をまたぐ移動に、これまで義務付けられていた電子パスやコロナ陰性証明書の携帯が廃止されたことも、観光業に有利に働いている。

同協会はまた、コロナ禍前、ナシック周辺のワイン観光関連の総収益はおよそ8,000万ルピーだったが、この数か月ほどで、4,500~5,000万ルピー程度の水準に戻っていると述べている。

著名なナシックのワイナリーとしては、スーラ(Sula)とソーマ(Soma)、ヨーク(York)、バローネ(Vallonné)、グローバー・ザンパ(Grover Zampa)、ルネッサンス(Renaissance)、グッド・ドロップス(Good Drops)などがある。

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なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。

=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※8月11日付けのメール、件名「日本における新たな水際対策措置(インドからの入国者に対する指定施設での待機期間変更)」


●8月14日(土)午前0時以降にインドから日本に入国する全ての方は,検疫所が確保する宿泊施設での待機期間がこれまでの10日間から6日間に変更となります。

1 8月11日,日本政府は,新たな水際対策措置として,8月14日(土)午前0時以降にインドから日本に到着する全ての方に対し,検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)での待機期間をこれまでの10日間から6日間にすると発表しました。8月13日(金)にインドを出発し,14日(土)に日本に到着する場合は,本件措置の対象となります。
また,入国日の翌日から起算して3日目,6日目に改めて検査を行い,いずれの検査においても陰性と判定された方については,検疫所が確保する宿泊施設を退所し,入国後14日間の残りの期間(8日間)をご自宅等で待機していただくことになります。
(例:土曜日に日本に到着された方は,日曜日が1日目,火曜日が3日目,金曜日が6日目となり,3日目,6日目に検査が行われます。これらの検査で陰性の場合は,6日目の金曜日に指定施設での待機が解除され,残りの8日間をご自宅等で待機していただくことになります。)

ご参考:全ての入国者に共通の措置(厚生労働省ホームページ:水際対策に係る新たな措置について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html

2 今回の待機期間変更に伴い,空港からの移動手段,指定施設での待機後の待機場所,空港での海外在留邦人向けワクチン接種の予約を変更する必要がある方は,御注意ください。
なお,海外在留邦人向けワクチン接種の予約をしている方で,予約を変更またはキャンセルされる方は,予約日の前日まで以下の特設予約サイト上で変更またはキャンセルすることができます。体調不良等で接種当日にキャンセルされる場合は,コールセンターへ御連絡ください。

【特設予約サイトURL】
https://mar.s-kantan.jp/mofa-v-u/
【海外在留邦人向けワクチン接種事業に関するお問い合わせ先(コールセンター)】
電話 ○日本国内からかける場合:03-6633-3237(有料)
   ○海外からかける場合:(+81)50-5806-2587(有料)
もしくはSkype上でmofa-vaccine-QA@asiahs.com(無料)
 (日本語:月曜~日曜8時~20時(日本時間),英語:月曜~金曜9時~18時(日本時間))
メールアドレス:mofa-vaccine-QA@asiahs.com

【問い合わせ先】
在ムンバイ日本国総領事館・領事班
電話(91-22)2351-7101
メール ryoji@by.mofa.go.jp
=== 転載終わり ==


☆本日の1曲☆






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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