サイクロン・タウテ、インド西部沿岸地域に迫る
Posted on 16 May 2021 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh
プネーの友人知人も、この1週間ほど毎日雨が降っていると教えてくれました。
アラビア海で発生したサイクロン・タウテ(Tauktae)の影響で、ムンバイー、ターネー、ナヴィー・ムンバイーの一部地域では、15日夜半からにわか雨が観測されている。
今後、大雨と落雷を伴う、最大風速が時速80キロメートルに達する「非常に強力なサイクロン性嵐(very severe cyclonic storm)」に発達すると予想されており、ムンバイーおよびその周辺をはじめとする、インド西部沿岸地域では警戒を強めている。
「The Times of India」で伝えている。
Mumbai: Showers lash parts of city, up to 80kmph winds expected today
ロウワー・パレル(Lower Parel)、バンドラ(Bandra)、マーヒム(Mahim)、サンタクルス(Santacruz)、ワダラー(Wadala)、ムルンド(Mulund)、アンデーリー(Andheri)などの地域では、土曜日の夜半ごろ降雨が観測され、またカルヤン(Kalyan)では停電が発生している。
インド気象局(Indian Metorological Department、IMD)はマハーラーシュトラ州ラーイガード(Raigad)県に、降雨量が「激しい(Heavy)」から「非常に激しい(Very heavy)」に達する恐れがあることを表すオレンジ警告を発している。
IMDムンバイー支局では、サイクロン・タウテの影響で、ムンバイーでは雨を伴う風速が時速40~50キロメートル、場合によっては80キロメートルの突風に達し、降雨は17日の月曜日も継続すると予報している。
ガート(西岸山脈)の海側ではかなりの降雨が予測されており、またサイクロンが北または北西に移動する18日の朝にはグジャーラート州海岸に到達し、午後にはポールバンダル(Porbandar)やナリヤ(Naliya)にも影響が及ぶ可能性が非常に高いと警戒を呼び掛けている。
15日時点で、サイクロン・タウテはアラビア海の中心から東寄り、ゴア州パナジから南西約190キロメートル、ムンバイーの南550キロメートル、グジャーラート州ヴェラワル(Veraval)の南南東780キロメートル、パキスタンのカラチ南南東910キロメートルの位置にあり、IMDではゴアおよびマハーラーシュトラ州コンカン(Konkan)地方に最も影響するだろうと予測している。
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なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。
=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※5月11日付けのメール、件名「新型コロナウィルスに関する注意喚起(マハーラーシュトラ州におけるロックダウン及び活動制限、E-Pass取得)(2021年5月11日)」
●タクシーやハイヤー等公共交通機関を利用して空港に行く場合は、旅券、Eチケット等があれば、現下の状況(ロックダウン中)であっても、通行許可証等なく移動することが可能です。
●私用車を利用して、空港へ向かう場合には事前にマハーラーシュトラ州警察オンラインポータルもしくは、最寄りの警察署にてE-Pass取得をしていただき、検問等において提示出来るよう準備を願います。
1 当館にて現下の状況(ロックダウン中)の移動制限に関して管轄警察に確認したところ、タクシーやハイヤー等公共交通機関を利用して空港へ赴く場合には、理由が証明できる書類等(旅券、Eチケット、その他業務上必要な理由を疎明する書類や社員証など)があれば、通行許可証等は必要ないとのことです。他方で、私用車を利用して空港へ向かう場合には、警察が発行するE-passを申請していただき、予め車両情報等を登録する必要があるとのことです。
2 今後、ムンバイ空港から運航される全日空便で帰国を予定されている方で、私用車の利用を検討されている方は、警察が発行するE-passを事前に取得していただき、検問の際には提示できるよう準備願います。
取得の方法については、マハーラーシュトラ州警察オンラインポータル(https://covid19.mhpolice.in/registration)から申請、もしくは、最寄りの警察署に関係書類を提出して取得することが可能です。
【問い合わせ先】
在ムンバイ日本国総領事館・領事班
電話(91-22)2351-7101
メール ryoji@by.mofa.go.jp
=== 転載終わり ==
☆本日の1曲☆
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Yoko Deshmukh
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インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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