わたしにできるかな、そして続けられるかな、「こんな簡単なこと」

 

Posted on 21 Jun 2020 21:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh

果物の写真だけで、肝心の果物ワーラーの写真がなく恐縮です。



ロックダウン解除後は毎朝の散歩を再開した。

住んでいるエリアの中心部には、ジョギングやウォーキングに利用できる小さな有料パーク(といっても入場料2ルピー、月額20ルピー)があって、そのゲートに続く道の両脇に、それぞれ若者と中年の男性が切り盛りする2軒の果物屋台が、早朝6時台前半には出ている。
わたしたちはパークは利用しないが、毎朝ここを通りかかると必ず、果物屋台の店主どちらかがまっすぐこちらを見て「Good morning」と挨拶してくれる。
そのたびに、マスクで顔半分が隠れているのもあり、大げさなぐらいの笑顔とおじぎで挨拶を返す。

この方々(1人は洒落たタキヤーを被っておりムスリム紳士のようだ)にとって、挨拶は当たり前の習慣なのだろうか。
はたまた、「Good morning」と声を掛けられると人は自然にそちらに顔を向け、そして紳士たちの前に整然と並ぶ果物をさりげなく確認し、脳の片隅にとどめておくことができるので、「ささやかな」マーケティング努力なのかもしれない。
ちなみにお2方とも挨拶するだけで、「買え」などとは一切、言わない。

「ささやかな」とあえてカッコ書きにしたのは、通りかかる人々に漏れなく挨拶することは、簡単なようでなかなかできることではないからだ。
世の中には果物屋台業だろうがどんな職業だろうが、見下して無視を決め込む人がいる。
挨拶したのに返事がないと、しかもそれが連続したりすると、たとえそれが故意とか無視とかでなかったとしても、人によっては簡単に落ち込んでしまえるものだ。
しかし2人は毎朝必ず、通りかかる人々に「Good morning」と言い続けている。
笑顔で会釈したり手を挙げたりして返事をする人もいれば、果物を買いに立ち寄る人もいる。
2人が蒔いた種は、確実に実を結びつつある。

それに引き換え、この「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」の、何とお気楽なことか。
なぜならわたしが毎日、どんな内容でも欠かさず更新している目的も、上に挙げた紳士たちの挨拶とほぼ同じ、「習慣(安否確認)」と「ささやかなマーケティング努力」だからだ。
「お気楽」としたのは、この勇敢な男性たちと違って、無視されても、バカにされても、けなされても、それが直接わたしの耳目に入ることは稀である。
その代わり、笑顔で挨拶を返す人の存在にも気づきにくいことにも今更ながら反省している。

本日も読んでくださり、ありがとうございました。
今を、生き抜こう。

なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。

=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※6月19日付けのメール、件名「中国とのLAC付近における中印両国軍の衝突に関する注意喚起」

●ラダック連邦直轄領の中国との実効支配線(LAC)付近において,インド及び中国の両国軍による衝突があり,これまでに複数の死傷者が出ています。同地域への渡航は止めてください。
●ニューデリー市内においては,中国大使館前での抗議活動が行われているほか,ディフェンスコロニー地区での中国製品不買運動が起こっている等の情報があります。
●また,マハーラーシュトラ州ムンバイ市の中国総領事館周辺での抗議活動は,現在確認されておりませんが,報道によれば,ムンバイ市やグジャラート州アーメダバード,バドーダラ,スーラト,ラージコートでは,一部の者が路上で中国製の携帯電話やテレビ等電化製品やおもちゃなどを壊す・燃やす,窓から投げ捨てる等の行為に及んだほか,習国家主席の写真を燃やしたとも報じられています。抗議デモの現場やシュプレヒコールをあげる集団には決して近づかないでください。

在留邦人及び短期渡航者の皆様へ

1 ラダック連邦直轄領の中国との実効支配線(LAC)付近において,インド及び中国の両国軍による衝突があり,これまでに複数の死傷者が出ています。
報道によれば,両軍は5月上旬から両国の実効支配線のあるパンゴン湖周辺など数か所でにらみ合い,小競り合いも発生してきています。さらに,今月15日夜から16日未明にはバルワン渓谷で衝突が起き,インド政府によるとインド軍兵士20名が死亡したとのことです。中国側は未発表ですが,43人が死傷したとの報道があります。
このような状況を踏まえ,くれぐれも同地域への渡航は止めてください。

2 ニューデリー市内においては,在インド中国大使館前での抗議活動が行われているほか,ディフェンスコロニー地区での中国製品不買運動が起こっている等の情報があります。今後,市内の他の地域や他の都市においても同様の活動が起こる可能性があります。

3 また,マハーラーシュトラ州ムンバイ市の中国総領事館周辺での抗議活動は,現在確認されておりませんが,報道によれば,ムンバイ市やグジャラート州アーメダバード,バドーダラ,スーラト,ラージコートでは,一部の者が路上で中国製の携帯電話やテレビ等電化製品やおもちゃなどを壊す・燃やす,窓から投げ捨てる等の行為に及んだほか,習国家主席の写真を燃やしたとも報じられています。
 中国に対する抗議行動等が今後起こる可能性がありますので,注意してください。

4 在留邦人の皆様及びインド滞在中の皆様におかれましては,今回の衝突に対するデモ活動などの現場付近にいた場合,中国人であると誤解され,不測の事態に巻き込まれる可能性があります。つきましては,最新情報の入手に努め,不測の事態に巻き込まれないよう細心の注意を払うとともに,抗議デモの現場やシュプレヒコールをあげる集団には決して近づかないでください。

このメールは,在留届にて届けられたメールアドレス及び旅レジに登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。

【問い合わせ先】
在ムンバイ日本国総領事館・領事班
電話(91-22)2351-7101
メール ryoji@by.mofa.go.jp
=== 転載終わり ===


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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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