アッサム州では限定的に条件付きで茶農園での作業開始
Posted on 13 Apr 2020 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh
薄緑色の葉の層が美しいこの樹木は、キダチキバナヨウラク(Gmelina arborea)かな。
インドでは、先月22日から全土封鎖と外出禁止令が続いており、建前上は今月末までということになっている。
13億人が津々浦々に散らばり、全数検査はおろか、行動の把握も到底無理なこの国で、何をもって「感染終息」と判断するのか、考えるだけで途方に暮れ、暗い気持ちになってくるのを止められない。
しかしロックダウン前後の時期から、検査件数を拡大する手段として韓国式メソッドがたびたび取り沙汰され、注目されていた印象があり、ついに導入されているようだ。
The 'phone booths' that are making Covid tests in India easier, quicker and safer
韓国では「電話ボックス式」と呼ばれるようだが、インドの方は(よく交差点で見かけるような)「警官ブース式」だ。
SNSやテレビニュースを見ていると、どうしても落ち込むのでなるべく見ず、仕事をしていない時は新聞や本を読んだり、ピアノを弾いたり、ネットフリックスを視聴したりして過ごしている。
アッサム州では茶園での作業が条件付きで限定的に再開したとの知らせが入り、変化のない苦しい日々に一条の光となっている。
Work resumes at Assam tea gardens after a fortnight
インド茶協会(Indian Tea Association、ITA)によれば、アッサム州のダーラング(Darrang)、ディブルガール(Dibrugarh)、ジョールハト(Jorhat)県の大小茶農園では、作業員の数を普段の半数に抑えること、茶の生育を保つための限定的な作業にとどめること、WHOやアッサム州保健省の指示による衛生措置に従うことなどを条件に、農作業が再開されている。
アッサム州には大規模茶農園が803カ所、小規模農園が18万カ所あり、172万1,000人あまりの人々が茶の栽培に従事している。
なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。
=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※4月13日付けのメール、件名「インドにおける新型コロナウイルスに関する注意喚起(日本航空の運休予定ほか):在インド日本国大使館」
●インド政府によると,4月13日現在のインド国内感染者の合計は9,152例(死亡308例)となっています。
●13日,日本航空は,デリー=羽田線を5月31日まで運休することを発表しました。なお,ベンガルール発(14日)の臨時運航便は予定通り運航するとのことです。詳細は日本航空にお問い合わせください。
●各州政府は感染ホットスポット周辺を封じ込めゾーン(containment zone)及びバッファーゾーン(buffer zone)に指定し,完全封鎖措置(家・敷地から外出することを禁止)をとっています。今後もホットスポットは増える可能性があるところ,邦人の皆様におかれては,州政府発表や報道等でご確認の上,行動にご注意下さい。
在留邦人及び短期渡航者の皆様
本13日,在インド大使館が管轄内の邦人あてに以下の領事メールを発出したので,お知らせします。
1 インド政府によると,4月13日現在のインド国内感染者の合計は9,152例(死亡308例)となっています。州ごとの内訳等は以下をご覧ください。
https://www.mohfw.gov.in/node/4904/
2 13日,日本航空は,デリー=羽田線を5月31日まで運休することを発表しました。なお,ベンガルール発(14日)の臨時運航便は予定通り運航するとのことです。詳細は日本航空にお問い合わせください。
https://press.jal.co.jp/ja/items/uploads/0ef53626f43f2022f2accf16dc2a6a0cd82fe593.pdf
なお,全日空は,ムンバイ発(13日,15日)及びチェンナイ発(14日)の臨時運航便を除き,デリー,ムンバイ,チェンナイ線を5月31日まで運休することを発表しています。
3 各州政府は感染ホットスポット周辺を封じ込めゾーン(containment zone)及びバッファーゾーン(buffer zone)に指定し,完全封鎖措置(家・敷地から外出することを禁止)をとっています。今後もホットスポットは増える可能性があるところ,邦人の皆様におかれては,州政府発表や報道等でご確認の上,行動にご注意下さい。
封鎖措置の対象となる地域においては,市民は外出せず,生活必需品についても店頭ではなくデリバリーで調達することが求められています。
4 在留邦人,インドご滞在中の皆様におかれては,以下の点にご注意の上,最新情報の入手に努め,困ったことがあれば本メール末尾の大使館問い合わせ先にご連絡ください。
(1)中央政府及び地方政府が感染予防のための措置を強化する方向にあり,制度が突然変更される可能性もありますので,十分注意して行動してください。
(2)在インド日本国大使館では在留邦人の皆様からの保健相談を受け付けるための窓口を設置しています。
jpemb-hokensoudan@nd.mofa.go.jp
ご利用に際しての詳細は,以前の領事メールをご覧ください。
(3)インド政府は,3月25日から全国におけるロックダウン措置を実施しています。警察による取締りが強化されていますので,十分ご注意ください。なお,この措置を受け,領事業務を含め大使館の業務が今後限定的になる可能性があります。
(4)ご自身や周囲の人の感染予防のため以下の点にご注意下さい。
・アルコール系手指消毒薬または石鹸と流水による手洗いを頻繁に行う。目,鼻,口などに触れる前に手洗いをする。
・咳やくしゃみがあるときはマスクを着用して鼻と口を覆う。マスクがない場合は,咳やくしゃみのときに口と鼻をティッシュなどで覆い,手洗いを行う。
(各種情報が入手できるサイト)
インド政府広報局ホームページ
https://pib.gov.in/indexd.aspx
インド保健・家庭福祉省公式ツイッター
https://twitter.com/MoHFW_INDIA
インド入国管理局ホームページ
https://boi.gov.in/
在日インド大使館ホームページ
https://www.indembassy-tokyo.gov.in/jp/index_jp.html
外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/
厚生労働省ホームページ:新型コロナウイルス感染症について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
首相官邸ホームページ:新型コロナウイルス感染症に備えて
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html
このメールは,在留届にて届けられたメールアドレス及び旅レジに登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。
【問い合わせ先】
在ムンバイ日本国総領事館・領事班
電話(91-22)2351-7101
メール ryoji@by.mofa.go.jp
=== 転載終わり ===
今朝は、生活が何事もなかったかのように元に戻って、おまけに今まで実家で飼っていた歴代の犬たちが全員、戻ってきて、また仲良く散歩したり遊んだりした、幸せそのものな夢を見た。
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Yoko Deshmukh
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インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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