9月になっても、プネーやハイダラーバードでは異常な豪雨に見舞われている今年。

Pune flood toll rises to 22, five missing - India News

29日はビハール州各地に「非常に激しい」雨が降ると、インド気象局（India Meteorological Department、IMD）は警報を出しており、「1960年以来最長のモンスーン」と発表、まだ後退する気配はないとしている。

This year’s monsoon retreat set to be most delayed in 60 years

IMDによれば、少なくとも10月5日まではモンスーンが継続する。
モンスーンが終盤に差し掛かった傾向が見られる西部ラジャスターン州ですら、今後数日間は降雨の予報となっている。
例年、同州ではモンスーンの降雨が9月1日ごろから後退を始めるので、今年は1カ月以上も長引いていることになる。

IMDの予報が当たれば、今年は59年ぶりに遅いモンスーン後退となる。
2番目の記録は、2007年の9月30日だった。

モンスーン終息が1カ月以上も遅れていることに加え、今年は現時点でも非常に活発な雨雲が各地に留まっており、9月のインド全土の降水量は平年より37％も高い状態が続いている。

IMDでは、今週、テーランガーナー州やマハーラーシュトラ州プネーで観測された大雨は、ベンガル湾で発達した低気圧の影響が拡大したことによるもの。
来たる週は、ビハール州をはじめ、ミゾラム州、マニプール州、トリプラ州で大雨への警戒を呼び掛けている。

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