年に何日かある、何も書けない日

 

Posted on 05 Aug 2019 21:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh

こんな日は、ともかく一瞬を生き抜こう。



先日、どなたかと話していて、「毎日ブログを綴りたいけど、どうしても書くことがない」ということをおっしゃっていたので、「書くことがない、ということを書いてみては」などと提案したところだった。

正直に言って、誰に頼まれるわけでもなく拙ブログ「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」の毎日更新を死守しているものの、読んでくださっている方はいるのだろうか、また、その読んでくださっている方に少しは何かのお役に立てているのだろうかという不安感は常につきまとっていて、そんな考えに苛まれてしまうと、一行も一言も、何も書けなくなってしまうことがある。

しかし、だからと言って「読まれるブログを書く」とか、「アクセス数をアップして広告収入を得る」とかの戦略的な行動は、つくづくわたしには向いていなくて、とてもとても難しく感じてしまう。
自らのモチベーションだけを頼りに、自らがインスピレーションを受けた話題だけをネタに、綴っているのである。
その肝心の燃料であるモチベーションは、しょっちゅう乱高下していて、どうしても足りなくなってエンジンがかからなくなってしまうことがある。

今日は、たまたま年に数回ある、そんな日だ。
ムンバイーやプネー、ナシックなど、マハーラーシュトラ州西部地域に降り続き、各地で洪水被害をもたらしている雨のせいでもあるかもしれない。

21世紀も20年ほどが経とうとしている現代、「世界第4位の経済大国」などと謳う、この国では毎年毎年、雨が降らなければ干ばつ、降れば洪水を繰り返すばかりで、人々は苦しんでいるのに、何ら抜本的な対策が依然として講じられていないのはなぜなのか。
こういうところは、インドに対して最も嫌気がさし、信用できない要素のひとつである。

プネーに水源を供給する複数のダムの一部、カダクワスラ(Khadakwasla)、パワナ(Pavana)、ムルシー(Mulshi)が満水となり放水したため、ムラ(Mula)川、ムター(Mutha)川、パワナ(Pavana)川などの、プネー各所の川の水量が急増している。

Heavy rains leaves Pune gasping for a life jacket _ pune news _ Hindustan Times

ちなみにこちらは昨日撮影されたものとみられる、近所の橋の動画だ。



 

わたしも昨日、たまたま同じ川にかかるもうひとつの橋を通りかかった際にこの流れを目撃し、圧倒された。
これほどの雨は、〇年以来かもしれない。
雨の状況には、引き続き注意が必要だ。

Pune Rains Live Update - For Past Hour

雨だけが原因でなくて、何もかもうまくいく気がせず、がんばれそうもない、こんな憂鬱な日だけど、とりあえず今を、かけがえのない自分の人生の一瞬を、生き抜こう。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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