インドの深刻な水不足に救いの手を差し伸べてくれるかもしれないのは、あの国

 

Posted on 16 Jun 2019 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

インドのような国に住んでいると自然の脅威を身近に感じやすく、全世界の人々が少し足りない、少し不便ぐらいでそれぞれ満足して、なるべく資源を共有するようにできたらという思いが強くなります。



ケーララ州にはモンスーン到達との報が入っていることと、プネーは朝晩の限られた時間に若干の降雨と、そうでない時間は蒸し暑い曇り空となっているが、インドの大部分は依然として、人命にかかわる厳しい暑さが続いており、チェンナイをはじめ大都市での貯水池の水資源が合計して21%を切り、水不足またはその強い懸念がある。
大国となったインドでは、モンスーンの降雨にのみ頼る給水システムが限界を迎えている。

そうした状況に対して、イスラエルが救済の手を差し伸べようとしている。
「Indo-Asian News Service」が伝えたところによると、砂漠の緑化技術で世界をリードするイスラエルが、砂漠化の抑止と水資源管理でインドが求める支援を提供することになるかもしれない。

Israel ready to help India in dealing with water shortage

イスラエルと言えば、2年ほど前にこんな話題も見つけていた。

画期的!空気から飲料水を精製する機械がイスラエルからデリーへ

国土の6割が砂漠、残りも2割が少雨の半乾燥地帯が占めるイスラエルは、世界に先駆けて砂漠での農業や灌漑、海水の脱塩、水産養殖、植林などを実現するための水資源管理に、国を挙げて取り組んできた。

水資源管理が危急の課題であるインドへの技術協力を惜しまない意思は、「砂漠化および干ばつと闘う世界デー(World Day to Combat Desertification)」だった17日に、ロン・マルカ(Ron Malka)在インド・イスラエル大使が述べた。

インド・イスラエル農業協力プロジェクト(Indo-Israeli Agricultural Project)では、グジャーラート州ブージ(Bhuj)の砂漠地帯に、砂漠性の乾燥した場所での生育に適しており、農業従事者にとって収入に繋がりやすいナツメヤシを植える実験が行われている。

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Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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