画期的!空気から飲料水を精製する機械がイスラエルからデリーへ

 

Posted on 18 Sep 2017 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh

水革命を起こしそうな、驚きの技術です。



「The Times of India」で、一風変わったATMを紹介していたので気になっている。

NDMC taps Israeli technology to trap air and turn it into water - The Times of India

デリーの中心部のひとつ、コンノートプレイスに、イスラエル企業が開発した「Air to Water ATM」がヨーロッパ圏外で初めて設置されることになったという。

Water-Gen」と呼ばれるこの「水ATM」、比較的湿度の高い都市として知られるデリーでは、空気から毎日平均500リットル、乾季でも300リットルもの清潔で安全な飲料水を提供することができるとしている。

ニューデリー市議会(New Delhi Municipal Council:NDMC)議員と在デリー・イスラエル大使ダニエル・カルモン(Daniel Carmon)とが見守る中、コンノートプレイスの「リーガル(Regal)」ビル向かいのチャルカー・パーク(Charkha Park)で設置式が行われた。

セレモニーが終わると、空気からできた水を味わってみようとする人々で賑わったそうだ。

機械の仕組みは、空気中に含まれる水分をキャッチし、特殊フィルターを通して不純物を取り除き、冷却水を用いて得られた水蒸気を凝縮、ミネラルを添加して飲料水となる。

4リットルの飲料水を生産するために必要な電力は、機械の大きさによって異なるが1キロワットほどとされている。
家庭用の小型機「GENNY」で1日30リットル、中型機「GEN–350G」で450~500リットル、大型機「LARGE SCALE WATER GENERATOR」になると3,000リットルもの飲料水を生産できる。

人類史上稀に見る大発明と言ってもいい、このWater-Genは、世界一大気汚染が深刻とされるデリーの空気から、順調に飲料水を日々精製し続けることができるだろうか。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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