ヤマハがインドで楽器生産開始の感慨

 

Posted on 31 May 2019 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh

最近「インドに長く住んでいるといいこともあるんだなぁ」という出来事にいくつも巡り合っています。写真は2012年、自宅に納品したてのピカピカだったころのクラビノーバです。



ヤマハ株式会社(Yamaha Corporation of Japan)が、チェンナイ近郊(70キロメートル)の○○に楽器の製造拠点を設立、当面はインド市場向けに、将来的には段階的に施設拡大を行い、輸出ハブとして生産事業を展開していくという話題がネット上を駆け巡った。

Yamaha opens first India unit to make musical instruments - The Hindu

ヤマハ、インドで楽器生産 輸出拠点にも位置づけ - 日経新聞

現地法人ヤマハ・ミュージック・インディア(Yamaha Music India Pvt. Ltd. [YMIPL])の芳賀崇司社長(Takashi Haga, MD)が明かした。

今回およそ38億ルピーを投じて新たに設立された生産拠点では、ポータブル型キーボード(年間最大台数15万台)を生産、まもなくアコースティックギター(同20万本)やプロ向けオーディオスピーカーなどの生産も開始する予定としている。

芳賀氏によれば、インド工場ではまず国内向けの生産に力を入れつつ、将来的には5割を輸出用にできるよう段階的に設備を拡大していく予定としている。

ヤマハは2008年、主に中国から輸入した楽器のインドでの販売を開始した。
しかし近年の国内での順調な成長(年間20〜22%)に支えられ、売上高が20億ルピーに達したことから、生産拠点の立ち上げに踏み切った。

高校生まで12年以上、エレクトーンや電子ピアノなどの鍵盤楽器を習っていたわたしの、プネーの自宅には、2012年に前職場を退職してフリーランスになったことを機に購入した、ヤマハ(YAMAHA)の電子ピアノ、クラビノーバ「CLP-430」モデルがある。
ピアノで好きな曲を弾くことは、わたしにとってかけがえのないリラクゼーション、ストレス解消のひとときとなっている。

ところが最近になってクラビノーバの鍵盤の一部が、くぐもったようなすっきりしない音になっているような気がしており、演奏のたびに気になっていた。
おそらくインド特有の細かい砂埃などが内部に入り込んでいるのではないかと考え、購入店の「Furtados https://www.furtadosonline.com/」で「公認」と謳うサービスセンターを紹介してもらい、さっそく問い合わせたところ、なんと重量60キログラムもあるクラビノーバなのに「持ち込みでしか修理に応じない」という塩対応。
それから日本に一時帰国してしまったので、出張で修理に対応してくれるサービスセンターをプネーに戻ってからまた探さなければならない。

そんなわたしの日常があるからこそ、この話題には特別な期待を寄せている。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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