摩訶不思議で希少な穀物、バンブーライスとは

 

Posted on 23 Apr 2019 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

世の中には知らないことが山積みです。写真は「NatureLoc.com」より。



「福岡サリーおしゃれ会」の日程は、高い可能性で5月11、12日の土日いずれかになると思う。
お店の方とよく相談して、遅くとも明日までには告知したい。

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さて本日は「The Better India」が、聞いたことのないライスについて紹介していた。
「バンブーライス」と呼ばれ、その名のとおり竹から採れる穀物で、なんと100年に2~3回しか収穫されない貴重なものだという。

#FoodSecrets: Bamboo Rice Tastes like Wheat & Grows Just Twice or Thrice in a Century!

オディシャ州が原産とされるバンブーライスは、現在カルナータカ州のおよびケーララ州の一部地域に昔から住んでいる農耕民族によって栽培されており、カンナダ語で「ムレイリ(Mulayiri)」と呼ばれている。

繊維が豊富で穀粒あたりのカロリー密度が高いバンブーライスが、なぜ希少なのかと言うと、枯れる寸前の筍からしか生まれないためだ。
筍が枯れると、稲によく似た米粒のような種を実らせる。
それを穀物として収穫しているのだ。
当然、稀なバンブーライスの収穫は、地域の人々にとって貴重な収入源にもなっている。

バンブーライスは水稲のような外観だが、味は小麦に近い。
穀物なのにタンパク質が豊富で脂肪が含まれず、血糖指数が低いため、糖尿病患者でも安心して食べられる。
また、身体中の痛みを緩和する薬効や解毒作用も指摘されている。

ただしネズミの害に弱く、実った年はネズミたちの繁殖が盛んになり、それがもとで飢饉になるとも言われている。

運良くバンブーライスを手に入れたら、コメ(インド米)よりやや水を多めに、調理時間を2倍くらいかけて炊けばおいしく食べることができる。
食感は粘りがあるようだ。

数十年に一度しか収穫されない希少性にしては、価格は1キロ500〜600ルピーと、買えない値段ではない。
どこかで入手できないだろうか。

ちなみに冒頭の画像出典である「NatureLoc.com」では、この不思議なバンブーライスの健康効果について、アーユルヴェーダ的な観点からも詳しく記載している。

Bamboo Rice _ Everything You Need To Know _ History & Benefits

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Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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