ナーグプルのマハー・メトロ、本日開業

 

Posted on 07 Mar 2019 16:20 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

プネーなんて完全に負けてます。*Photo sourced from eSakal (https://www.esakal.com/vidarbha/nagpur-metro-opening-prime-minister-174643)



今朝のニュースチャンネル、ズィー・マラーティー(Zee Marathi)では、この話題で持ち切りだった。
マハーラーシュトラ州ではムンバイーに続き、ナーグプルでもついにメトロが開業した。

PM Narendra Modi To Flag Off 13.5 Km Stretch Of Nagpur Metro: Know Route Map, Fare and other Details - Metro Rail News

ナーグプルは、マハーラーシュトラ州東部の中堅都市で、人口はムンバイー、プネーに次ぐ規模の、およそ250~300万人が暮らしている。
周辺はオレンジ(संतरा:サンタラー)の一大産地でもあるため、「オレンジ・シティ」などと呼ばれることもある。

そのナーグプルで、メトロ第1フェーズ、距離にしておよそ13キロが本日、2019年3月7日に開業した。
夕方5時からは、ナレンドラ・モーディー(Narendra Modi)首相がビデオ通話経由で開通式に臨む予定となっている。

昨年4月から試験走行を実施してきたナーグプル・メトロ(マハー・メトロ [Maha Metro])の開通により、ナーグプルはメトロが走るインド国内で10番目の都市となった。

そればかりか、マハー・メトロは、着工から開通まで41カ月という短期間で成し遂げたメトロのひとつとされている(ラクナウ・メトロ [Lucknow Metro] は着工から36カ月で開通し、史上最短)。

7日から開通するのは、スィーターブルディー・インターチェンジ(Sitabuldi Interchange)駅とカープリ(Khapri)駅の間、距離にして13キロメートル。

2015年6月に着工されたナーグプル・メトロは、2路線全長38キロメートル、38駅で構成、各列車に「Nari Shakti」と名付けられた女性専用車両を設け、しかも電力消費のおよそ65%が太陽エネルギーで賄われる、国内で最もグリーンなメトロとなっている。

今朝のズィー・マラーティーではさらに、各主要メトロ駅にはすでに、ラストマイル輸送手段として乗客らが利用できるように、電動バイクと電動自転車のレンタル・ステーションが設けられていると紹介していた。

インドの中心部にある、比較的大きく、また整った都市でありながら、あまり知られていないナーグプルだが、伝統的に工業大学が数多く、近年はIT系を含めた多国籍企業も含めた進出が盛んな工業都市として急成長している。

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Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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