ケシ畑を食い荒らすのは、アヘン中毒のインコたち

 

Posted on 01 Mar 2019 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

インコちゃんたちもアヘン中毒になるんですね。



マッディヤ・プラデーシュ州のケシ農家たちが、意外な敵との戦いを強いられているとの、笑えないかもしれないがちょっとおかしくなってしまう話題を、NDTV(ndtv.com)を情報源としてオンラインメディア「Vice」が伝えていた。

Opium-Addicted Parrots Keep Raiding Poppy Farms in India

それはケシの実を「つまみ食い」するためにアヘン中毒になった野生インコたちによる、更なる「乱用」だ。

「1本のケシの花からおよそ20~25グラムのアヘンが採れる。そのアヘンにインコの大群が群がって食い荒らし、中には鞘ごとちぎって飛び去ってしまうものもいるほど依存症に陥っている。これでは農産物としてのケシの実が育たない。大きな音を発生させたり、爆竹を使ったりして怖がらせようとしても、一向に効果がない」
昼夜、ジャンキーなインコたちを追い払うことに疲れ、困り果てているのは、同州ニームチ(Neemuch)県のケシ農家。

証拠として撮影されたビデオ映像には、夢中になってポピーの花をついばむインコの大群が映っている。

インドで認可されているケシ栽培面積は4万4,000ヘクタール、うち3万8,000ヘクタールをマッディヤ・プラデーシュ州と隣のラジャスターン州の畑が占めており、いずれの州でもインコによるケシの食い荒らし被害が報告されている。

中毒状態のインコたちは、木や枝にぶつかったり、錯乱状態になったりして、野原に倒れている個体も大量に発生している。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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