インディラ・ガーンディー国際空港ターミナル3の様子、機内食、その他あれこれ:写真編

 

Posted on 13 Oct 2018 21:00 in トラベルASKSiddhi by Yoko Deshmukh

3年前にデリーを訪れた際に利用した時にも、その巨大さに度肝を抜かれましたが、今回はお店も充実していて心底うらやましくなりました。



NIT(国立工科大学)パトナ校が手配してくださった航空券、往路はプネーからパトナに直航するスパイスジェット航空、復路はパトナ発デリー乗り換えでプネーへ向かうジェットエアウェイズ航空だった。
なお、いずれの航空機も、往路はパトナに到着後、乗客を若干入れ替えてコルカタへ、復路はデリーからプネーに到着後、やはり乗客を若干入れ替えてコインバトールに向かった。
このように、1ストロークでできるだけ多くの乗客を輸送することで、インド国内を飛び交う航空路線は採算を保っているのだろう。

パトナ空港がまるで鉄道駅のようにボロボロの体裁だったこともあり、乗り継ぎで利用することになるデリー空港も、どうせ質素な造りだけが印象に残っている国内線専用ターミナル発着なんだろうな、と期待していなかった。
ところが発券された航空券を見ると「ターミナル3」、すなわち最新ターミナルに到着するとあって、ワクワク期待していたが、今回はそれ以上の驚きに遭遇した。
 


到着ロビー。
パトナとのギャップが大きすぎて完全におのぼりさん気分。
ここだけ見るとシンガポールのチャンギ空港みたい。
 


アイコニックな手の表情(ムドラー)のオブジェ。
 


いざ、乗り継ぎフロアへ。
Fab Indiaなどのお店がスタイリッシュにまとまっている。
2階にはマクドナルドやKFCがある。
消費者の購買意欲をそそる工夫があり、また食事の選択肢も広そう。
そしてムンバイーのように、芳香剤と排水が混じったような変なニオイが、
かすかに漂ってくるようなこともない。
トイレも清潔そのものだった。
 


乗り継ぎ便ゲート付近。
わ~、クリスピークリームドーナツがある!
 


時はさかのぼり、3年前に利用した時のターミナル3。
美しかったけど、店もまだあまりなく、殺風景だった。
 


比較用。チャットラパティー・シヴァージー国際空港ターミナル2(唯一ターミナル)。
こちらも美しいけど、乗客の利便性よりも懲ったデザインに力を入れ過ぎているようで、
使いにくいところが随所にある。
また既にところどころ設備のガタつきが見られる。
デリー空港は、完全に国際基準だった。
 


同じくチャットラパティー・シヴァージー国際空港。
買い物ゾーンはほぼここと、搭乗ゲート付近のみだが、
街中のショッピングモール同様、「買い物したい」と思わせる工夫がない。
食事も、KFCなどのファストフードが集まるフードコート以外は、
バカ高いイタリアンとか、高級バーとかが点在。
もちろんクリスピークリームなんてない。
 


ただし搭乗ゲート付近はムンバイーの方が好きかも。
ちなみに左手のアイボリー色の照明は「KAMA」店舗。



デリー空港のデカさの一端が伝わるかな。
 


なお、こちらはやはり3年前に利用した、
インディラ・ガーンディー空港国内線専用ターミナル。
 


おまけ。
現ターミナルになる以前のチャットラパティー・シヴァージ-国際空港。
2009年ごろ。
 


再びデリーに戻りターミナル3内コスタ・コーヒー(Costa Coffee)にて。
ちなみにコスタ・コーヒーはムンバイーの空港内にもあるけど、
あるのはパサついたサンドイッチやパウンドケーキ類ばかりで、
こんな豊富に商品を並べているのを見たことがない。
コスタ・コーヒーはなぜプネーから撤退してしまったんだろう。
 


これはロールのお店かな?
フライドポテトの種類が多く、おいしそうだった。
空港内のファストフード店はどこも、陳列ケース内に豊富に食べ物を並べていたけど、
買っている人はほとんどいなかった。
 


食べ物と言えば、ジェットエアウェイズ航空の機内食はピカイチのうまさ。
特に下段のチキンソーセージ・ホットドックとカップケーキは、お代わりしたいぐらいだった。
 


ジェットエアウェイズ機内。
LCCの雰囲気はなく、機材も新しい。
 


こちらは往路スパイスジェット機内と、食事。
LCC全開だけど、客室乗務員はとてもフレンドリー。
 


スパイスジェット航空の路線図。
海外ではドバイやバンコクにも運航している。
 


おまけで、パトナ空港(Jay Prakash Narayan Airport)の様子も少し。
ターミナル建物外にこれだけの行列。
誰でも飛べる時代になったことを実感する。
 


搭乗ゲートなのか病院の待合室なのか。
チェックインカウンターで荷物を預けた時、
カウンター背後に開いた口にゴム製ののれんがかかっていて、
そこから直接、屋外に繋がっていた。
 


ただし、スナックや水を市価で売るキオスクはいち早く設置されていた。
 

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Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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