インド鉄道のトイレが計画よりも早くバイオトイレ化か

 

Posted on 30 Mar 2018 21:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh

近代化は設備だけでなく人々のメンタリティも伴うことが必要です。



インド鉄道を走る列車内のトイレに関しては、これまでに何度も言及してきた。

ASKSiddhi参考記事:
鉄道旅行者に朗報:インド鉄道の「鬼門」、トイレが全面改装か

ゲイツ基金がインド鉄道の「トイレ改革」に意欲

わたしはここしばらく乗る機会がないのだが、列車内トイレの「ニオイ」に辟易しているのは何も外国人だけではない。
一因は線路に垂れ流しをしているためで、この度インド鉄道ではその対策としてのバイオトイレ設置拡大を急ぐことにしていると、「The Better India」が伝えている。

No More Dirty Tracks: Railways’ Bio-Toilets to Be Here Sooner Than You Think! - The Better India

インド鉄道では「グリーン回廊」と名付けた以下をはじめとする22区間について、当初2022年までとしていたバイオトイレ設置計画を3年前倒し、2019年までに完了すると発表した。
 
1) セントラル・レイルウェイ(Central Railway)マハーラーシュトラ州Daund-Baramati区間(43km)ほか1区間

2) イースト・セントラル・レイルウェイ(East Central Railway)ビハール州Sakari-Biraul区間(35km)

3) イースタン・レイルウェイ(Eastern Railway)ジャールカンド/西ベンガル州Madhupur-Giridh区間(38km)、ビハール州Bhagalpur-Banka区間(53km)

4) ノース・イースタン・レイルウェイ(North Eastern Railway)ウッタル・プラデーシュ州Bhojiura-Pilibhit区間(40km)、ビハール州Chhapra-Thave区間(109km)

5) ノースイースト・フロンティア・レイルウェイ(Northeast Frontier Railway)アッサム州Chaparmukh-Silghat区間(82km)ほか

6) ノース・ウェスタン・レイルウェイ(North Western Railway)ラジャスターン/ハリヤナ州Barmer-Munabao区間(199km)、Pipar Road-Bilara区間(41km)、ほか

7) サザン・レイルウェイ(Southern Railway)タミル・ナードゥ州Rameswaram-Manamadurai区間(119km)ほか3区間

8) ウェスタン・レイルウェイ(Western Railway)グジャラート州Okha-Kanalus Junction区間(140km)ほか2区間

「The Better India」では昨年の記事でも、既存運行列車内トイレのバイオトイレ化について伝えている。

Railways Plans to Equip All Trains With Bio-Toilets by December 2018 - The Better India

あとは利用者たちへのマナー啓蒙を積極的に実施して欲しい。





          



About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



Share it with


User Comments