ステレオタイプを吹き飛ばしたい:ヒジャブ姿のボディービルダー
Posted on 16 Mar 2018 21:00 in インドスポーツ by Yoko Deshmukh
よく考えると、ボディービルダーであるからと言って、ボディーを露出させる必要性はないんだよね。
数日前になるが、「ヒジャブ姿のボディービルダー」という、一見矛盾したキャリアを追求する女性を紹介する「NDTV」電子版の記事を、シッダールタが教えてくれた。
This Indian Woman Bodybuilder With A Hijab Is Breaking Stereotypes - NDTV
ケーララ州で歯科医を目指す22歳の大学生、マジズィヤ・バーヌ(Majiziya Bhanu)さんは、パワーリフティングで数々のメダル受賞歴を誇る実力者のひとりでもあり、先月末、その鍛え上げられた体躯がボディビルディングのコンテストで優勝した。
しかしご存知の通り、ヒジャブはもちろん、身体の線が分からないよう、全身をすっぽり覆った衣服を着用している女性が、肌を露出するイメージのあるボディビルディングのコンテストに参加し、そして優勝までできるとはどういうことなのだろうか。
マジズィヤさん自身も参加できるかどうか半信半疑だったというが、実際にはエジプトなどの他のイスラーム圏でも女性たちが積極的にボディービルディングに励んでいることを知った婚約者の勧めにより、なんと2016年末からトレーニングを開始したにも関わらず見事、優勝を勝ち取ったことをきっかけに、「社会的なステレオタイプ」を打ち破ろうとしている。
担当するジムのインストラクターによれば、男性顔負けのハードな練習に励んでいるというマジズィヤさんは、「ヒジャブを自分の一部として心地よく被っている私は、やりたいことは何でも追求している。同じく女性たちは自分の夢をためらいなく追い求めるべきだ」というメッセージを発している。
ところで久しぶりに、「インド人と国際結婚している」という共通項以外は国籍もバラバラの女性たちと会ってきた。
その会話の中で、「妻の浮気に対する各国の夫の対応」が挙がっていたのだが、トルコ人が「トルコの夫は射殺だ」と物騒なことを言う。
するとウクライナ人も「うちの国やロシア人も全般的にそうだ」と相槌を打っていた。
これは本当なのだろうか。
もしかして、だから彼女たちは、インド人を夫として選んだのか(笑)。
本日、ずっと会いたかった人は不在であったものの、ちょうど趣味で数カ月間ほどだけ習っていたカタック舞踊をまた再開したいと考えていたところだったので、わが家の近所で教えている先生がいるという有力な情報を聞くことができたり、生産的な時間が持てたので、近日中にまた企画したい。
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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