第一次世界大戦で犠牲になった多くのインド人兵士たちの存在

 

Posted on 17 Mar 2018 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

現代ですら、事実が簡単に塗り替えられるのだから、歴史上の出来事が忘れ去られてしまう恐怖というのは計り知れないものがあります。



フランスのエマニュアル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領がインドを初訪問していた先週、「The Better India」に興味深い記事が掲載されていた。

Macron In India: Why France Will Never Forget The Heroism of Indian Soldiers - The Better India
※マクロン氏の肩書が「Prime Minister」となっているが正しくは「President」

関連する記事:
Why the Indian soldiers of WW1 were forgotten - BBC

NEUVE-CHAPELLE MEMORIAL - Commonwealth War Graves Commission

第一次世界大戦には、英帝国統治下で130万人ものインド人兵士も戦場へ動員され、うち戦死者は7万4,000人ともされている。

マクロン大統領が訪印していた3月10日は、1915年3月10日に発生し、フランスの村を戦場に、連合国を率いるイギリス軍が3日間の苦しい膠着の後にドイツ軍を撃退したことで、凄惨を極めたヌーヴ=シャペル(Neuve=Chapelle)戦の記念日と重なった。
この時、イギリス軍兵士の半数以上を占めたのはインド人で、うち少なくとも4,700人が犠牲となったことが、この村に現在も建つ慰霊碑に刻まれている。

しかしその後、戦死したインド人兵士の正確な数や状況は現在も全容が明らかになっておらず、歴史の流れの中で忘れされれていると2015年のBBC記事では指摘している。

ヌーヴ=シャペル村には、2015年の100周年慰霊祭の際にナレンドラ・モーディー(Narendra Modi)首相が訪れている。

インドのことについて、まだまだ知らないことばかりであることを気づかされた記事だ。
これからの時代、スマートフォンやタブレット、ウェアラブルなどが知識への窓を開けてくれることになるのだとしたら、そうした知識を深く探求するきっかけを、やはりこうしたテクノロジーが誘導していくようになるのかもしれないと、様々なアーカイブを参照しながら考えた。
いずれにしても、あらゆることに意識して関心を向けなければ、何かを本当の意味で知り、考えることは難しい。





          



About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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