※ここはマハーラーシュトラ州アコラの金ぴか寺院
2月中旬、眉唾もののこんな話題が飛び込んできたが、現時点で我々プネーの住民民にとっては、あくまで眉唾である。
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それよりも、「Business Standard」電子版が報じていた、ナシック近郊の山の上にある有名なお寺の参道に、巡礼者のためだけにインド初のケーブルカーが建設され、今月初めに開業したという話題の方が、むしろ興味をそそられる。
India's first Funicular Trolley to start in Maharashtra on March 4 - Business Standard
サプタシュルンギ・デーヴィー(सप्तशृंगी देवी)寺院はマハーラーシュトラ州ナシック近郊にある、西ガーツ山脈サーヤドリー丘陵地帯(最高峰およそ1,400メートル)の岩盤層の中腹にある崖の上に建つドゥルガー寺院。
これまで巡礼者は、およそ500段もの石段をせっせと上がって参拝していた。
しかし上下線それぞれ1.2メートルの軌道幅を持つケーブルカーが開通したおかげで、寺院のある険しい崖の上へものの3分で到達できるようになった。
車両あたりの定員は60人、チケットは大人80ルピー。
1時間におよそ1,200人の巡礼者を運ぶことができるとしている。
建設にはウクライナ企業「Promekhnizatse Consultants」が監修に参加、ムンバイ近郊ターネを拠点とするケーブルカーおよびロープウェイ建設会社「Suyog Gurbaxani Funicular Ropeways」が関わった。
ところで「世界大百科事典」の「ケーブルカー」の項目によれば、日本初のケーブルカーも寺院の参拝を目的としていたという点が興味深い。
※世界大百科事典「ケーブルカー」より引用:
「日本では1918年(大正7)開業の奈良県生駒(いこま)山の生駒鋼索鉄道(現、近畿日本鉄道生駒鋼索線、鳥居前―宝山寺間)が最初である。線路延長1キロメートル、高低差150メートル。敷かれた目的は、山上の生駒聖天参詣(さんけい)のためであった。」