9月9日TEDx Puneで出会ったプネーのローカルバンド「アーヴィシュカール」

 

Posted on 14 Sep 2017 23:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh

一瞬にして心を奪われるパフォーマンスでした。インドの伝統音楽やマラーティー語など、ローカルな要素を現代風に解釈した演奏は見事でした。



*The photo from TEDx Pune (@TEDxPune)
 

前回までのレポートから続く

少し間が空いてしまったが、今年の「TEDx Pune」はフィナーレも圧巻だった。
このフィナーレを演出したゲスト公演の若きバンド、プネーを拠点に活動する「アーヴィシュカール(Aavishkaar)」についても、少しお伝えしておきたい。

全スピーカーによる、興味深くも圧倒されるトークがすべて終了、お待ちかねのバンドパフォーマンスが幕を開けた。
「アーヴィシュカール」は、プネーの技術系大学に通っている4人の学生たちが結成するローカルバンドだ。



 

TEDxで招待されるぐらいだから、よほど素晴らしい演奏で魅せてくれるのだろうと期待値がかなり高かったのだが、それを予想以上に大きく上回る演奏だった。
特に3曲目の「アイー」では、亡き父を思い出して涙が出そうになった。

それぞれボーカル、ギター、ベース、ドラムの簡単な紹介の後、インド古典音楽ラーガのロック調で演奏が幕開け、あっという間に聴衆の心を鷲掴みにした。
続いて曲目を失念してしまったが、インド人であれば誰もが知る古いヒンディー語映画のテーマソングを、パンクロック風にアレンジした曲が披露された。
いずれも女性ボーカルの透き通った美声に吸い込まれるように聴き入った。
ギターの腕もなかなかで、甘いマスクと合わせて彼は学校では相当にモテるのではないかなど要らぬ想像を巡らせた。

その後、アーヴィシュカールが手掛けたオリジナルソング、「お母さん」という意味の「アイー」や、「シャンカラ」が披露された。

うち「シャンカラ(Shankara)」は、こちらのリンクから試聴できる。
Reverb Nation - Aavishkaar
※いきなり音声が出ることもあるので音量に注意。

実は彼らのパフォーマンスを動画に撮影するつもりだったのだが、こんな時に限ってスマホ内の容量不足で撮影自体ができなくなった。
一緒に参加したGLOWメンバーが、1~2曲を最初から最後まで動画に撮っていたので、彼女に再度お願いして送ってもらおうと思う。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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