重病の幼児をインドで治療希望するパキスタン人父、ツイッターで外相に直談判

 

Posted on 05 Jun 2017 23:00 in インドの政治 by Yoko Deshmukh

人と人とを結び、思いやるというのが、本来は外交の基底なのだろうということを思わせてくれました。



*Somewhere in Lisbon, Portugal, seemingly hospital.
In November, 2016.
 

緊張が高まりがちなインドとパキスタンとの外交関係に、心温まる絆を結んだできごとが、「The Better India」で紹介されていた。

病に侵された幼児を抱えるパキスタン人の父親が、インドのスシマ・スワラジ(Sushma Swaraj)外務大臣に息子の治療のためにインド入国ビザを至急発給してくれるよう嘆願するツイートをしたところ、異例の迅速な発行が叶った。

Ailing Pakistani Infant’s Dad Tweeted to Swaraj for a Visa. Her Prompt Action Is Winning Hearts!

スワラジ大臣の賢明かつ温かな行動は、善意の一般人が享受すべき利益に、外交関係が悪影響すべきではないとの考えに基づくもの。

幼い身体に心臓病を患う幼児と、付き添いとして訪れる家族の医療ビザは、父親の必死のツイートを受け止めたスワラジ大臣の介入のおかげがあり、異例の速さで発給された。
これにより、幼児はインドに入国し、適切な医療を受けられることになり、大臣の英断にインド国内はもちろん、パキスタンのネットユーザーから称賛の嵐が巻き起こった。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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