大いにリフレッシュもできたバンコク旅を終え、まもなく福岡行きのフライトに搭乗する。
今回は福岡から往復の特典航空券を利用して、タイにやってきた。
インド人海外旅行者たちにも、タイは大人気だ。
バンコク中で見かけるインド人観光客は、家族連れや団体旅行者、もしくはグループで行動している人たちがほとんど。
そして、やや太めの、または妙齢のママたちが、パ~ッと開放的になって、キャミソールドレスとかミニスカートとか、大胆なオフショルダーとか、国内では決して着ないのではなかろうかと(勝手に)思われる、露出度高めの服装で闊歩しているような、インド在住者にとっては「非日常のインド」を垣間見ることもできて、幸せな気分になる。
さて、わたしはインドに住んでいるくせに暑いのが非常に苦手だ。
バンコクやタイにやってきても、アグレッシブな観光に邁進するようなことは、基本的にあまりなく、出掛けるとしたら1日1~2箇所ずつをゆったり巡るスタイル。
メインの目的はマッサージなどの癒しと、おいしいタイ料理との出会い、そしてインドでは買えない珍しいモノや服をウィークエンド・マーケットや露店、「MBK(マーブン・クロン・センター)」で値段交渉しつつ物色、そして「ナラヤ(Naraya)」などをはじめとするリーズナブルな布製品などを見ることだ。
そして予算はいつだって決して潤沢ではないので、お得感のあるお気に入りの開拓に勤しんでいる。
こうした背景もあり、気に入った店を見つけた日にゃ、再訪を繰り返すのである。
BTSスカイトレインのプロンポン駅至近のこのレストラン、「イムチャン」もそのひとつだ。
Im Chan, Phrom Phomg - Trip Advisor
このお店は露店だが、日本人在住者が集中しているとされるスクンビット通りソイ39の入口、そして有名なタイ・マッサージの店「ワット・ポー・マッサージ・スクール・ソイ39」の目と鼻の先に所在するためか、すべてのメニューが日本語で書かれ、店内の看板にも日本語が併記されている。
当初は、こうした店は日本人向けに調整した、妥協した味付けをしているのだろうと高を括り、避けていた。
しかしバンコクというところは、選んだ店、選んだメニューによって、料理の質やコストパフォーマンスが乱高下、特に我々のようにタイ料理に対する造詣の薄い者にとって、地元の人の案内を受けない限り、新しく見つけた店で、おいしいものにありつけるかどうかは、かなり運に依存するのだ。
その点、このお店で注文した料理で、期待外れだったものは今のところない。
メニューの価格も露店のためか、観光客がよく利用するような店と比較すると良心的で、2人で食事して飲み物もつけて300バーツを上回ったことはない。
またビールを注文すると、グラスに氷を入れるかどうか聞いてくれる、
この店のおかげで、年中蒸し暑いバンコクでは、氷入りのビールこそウマいとしっかり洗脳されたのである。
ただし、やはり料理はどれもほとんど辛くないので、シッダールタは「卓上チリ」をたらふく足していた。
タイ古式マッサージの直前は食事を控えたほうがよいので、
ワット・ポー・マッサージ・スクールでマッサージ後、
リフレッシュしてから訪れることをおすすめする。
レッド・チキン・カレーは超絶おすすめ。
チキンが柔らかく、カレーのダシによく絡んでいる。
王道のパッタイ・ヌードルも安定。
シャキシャキのもやしもたっぷり。
チキンの炒めカレー?
シッダールタさん注文。
甘辛さが絶妙で本当においしい。
エビ入り醤油炒め春雨に、40バーツで目玉焼きをトッピング。
日本の焼きそばよりあっさり食べられる。
蟹身がまったく見当たらない蟹チャーハン。
これはちょっとだけ期待外れだった。
ガパオライス。
チリが見られるがまったく辛くなくて、シッダールタは卓上チリを大量投入。
イムチャンと言えばアイスビール。
バンコクでビールと言えば、この氷は欠かせない、
というぐらい病みつきに。
メニュー。
自分で「VERY CHEAP」言うなや。
この記事はスワンナプーム国際空港で午前1時の福岡行きフライトを待つ間に執筆。
実は、空港内のレストランはどこも高いので、
バーガーキングでハンバーガーの夕食にしようかと思っていたが、
イムチャンのせいで最後にもう一度、高いけど空港でタイ料理を食べて帰ることにした。