今朝見つけたブログ「まめきちまめこの日常」とインドの競争社会

 

Posted on 25 Mar 2017 23:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh

(北海道の住み込みバイト時は除いて)バイト先の人と仲良くなるとか無理でしたし、おそらく普通に日本にいたらわたしもニートになっていたような気がします。まめこはずっと日本に住んでいるのにニートを立派に脱して、とてもエラいと思います。



※写真は2016年12月に訪れた京都の平安神宮。
 

たまたま今朝、ゴロゴロしながら何気なくスマートフォン画面を見ていた時に見つけたブログが、まるでもうひとりのわたしを見ているようで面白く、引き込まれるように読んでいる。

まめきちまめこの日常(Livedoorブログ)

自称元ニートということだが、きっと今は売れっ子漫画家(イラストレーター?)になっていることだろう。
漫画に出てくる登場人物の表情がものすっごく豊かだし、ひとつひとつのエピソードは、本来はダラダラしたい怠け者だし、友達もいないし、家族やペット(イヌやネコ)と何事もなくとも平和な日常を面白おかしく生きていたいわたしにとって、もうひとりのわたしを見ているようで、とても親近感が湧いた。

現在、マハーラーシュトラ州では中期中等教育修了認定(Secondary School Certification:SSC)試験の真っ最中、下の姪っ子シッディちゃんが猛勉強している。
この試験と後期中等教育修了認定(Higher Secondary Certification:HSC)試験の結果スコア(何点取れたか)は、その子の少なくともインドにおける生涯のキャリアを左右するとあって、誰もが必死で取り組んでいる。

競争社会が日本をはるかに凌ぐ激烈さの様相を呈するインドには、しかしこのプレッシャーに耐え切れなかったのか、ニートも実は多い。
親戚にも、働き盛りをとうに迎えているのに、いわゆる賃金労働をしていない男性が2人いて、たまたま親や先祖が残した土地や家、遺産があったから、なんとか日々を暮らしている。
わたしだって、翻訳者という職業に出会っていなかったら、おそらくニートだったろうから、まったく他人事ではない。

職業選択の自由が少しずつ浸透し始めているインドでも、競争から脱線しても、まめこのように才能と努力で花開く未来を築いていける人が増えていったらいいな。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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