インド好きのフレンチワイン専門家が経営する福岡のお店「ラタフィア」

 

Posted on 28 Dec 2016 23:00 in ASKSiddhi独断うまい店 by Yoko Deshmukh

わたしのような者がレビューを書くことはおこがましいほど、福岡では有名なお店です。でも「のれん」をくぐると、実家に帰って来たように不思議とほっと落ち着きます。



先日、人生初のインド旅行を華麗にやってのけ、帰国後、たまたま一時帰国中のわたしを福岡まで訪ねて来てくださった小川さんを、薬院にある不思議で居心地のよく、大好きなお店「ラタフィア」にご案内した。

ブログのリンクをご覧いただければ分かるが、ラタフィアはソムリエの吉村さんが経営されているフレンチワインのお店だ。
前日までに予約すれば、吉村さんが選りすぐった糸島産の野菜やチーズを中心に腕をふるう、ヘルシーでおいしいお食事も楽しめる。

わたしがこのお店を知ったきっかけは、今年7月にプネまで遊びに来てくれた福岡在住の友人が紹介してくれたこと。
なぜならオーナーの吉村さんはインドが大好きで、毎年インドに渡航されているという。
そして、あるイベントでインド料理に合うワインを紹介していらっしゃったことから、「インドと言えばわたし」と連想してくれた友人が昨年の今ごろ、このお店に連れて来てくれたのだ。

吉村さんはマハーラーシュトラ州ナシック(Nasik)のワイナリーももちろん、見学されたことがあるという。
福岡で開催されるインドやインド料理関連の研究会にも、積極的に参加されているようだ。
だからお店にお邪魔すると、わたしなどよりもずっとインドに造詣の深い吉村さんから、インドに関するさまざまな面白いお話をたくさん伺うことができ、しおれてきた元気を少しチャージできる。

それにフランスとインド、一見まったく関係なさそうな謎な取り合わせが、かえって今のわたしには心地よく、まるで何でも理解してくれ、受け止めてくれている実家に帰るような感覚で、福岡にいる間には何度でも足を運びたくなる。

さて先日、広島の小川さんをご案内した際には、吉村さんとふたりでハンピ観光の経験談で盛り上がっていて、プネから近いのに行ったことのなかったわたしは、興味深く話を聞くばかりだった。
ハンピは古い遺跡が鎮座するだけの小さな町でありながら、えも言われぬ平和な空気が流れているそうだ。
吉村さんが見せてくれた写真からも、浅い川床に横たわって身体を洗ってもらうゾウが写っていたりと、のどかな空気が感じられる。
最近いろいろと疲れてしまっていて、ただただぼーっとした時間を過ごしたいわたしを、まさに誘っているようだ。

本日付の「The Better India」でも、同じくカルナータカ州の高原地帯にある風光明媚な観光地、クールグ(Coorg)について写真付きで紹介しており、ハンピと合わせて訪れてみたくなった。

TBI Blogs: In Photos – Exploring the Lush Green Countryside & Magnificent Hills of Coorg on a Cycle

濃密なジャングルに囲まれた、緑豊かな田園風景の広がる土地には、コーヒー園が点在し、いく筋もの滝が走る。
こういうところをバイクなどで疾走したら、気持ちいいのだろうな。

ラタフィア
〒810-0022
中央区薬院2丁目4-39
電話番号 092-732-9702
営業時間 19時〜24時






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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