初めての国に出掛ける準備:びっくり「Google翻訳」

 

Posted on 20 Oct 2016 23:00 in トラベルASKSiddhi by Yoko Deshmukh

いつの間にか「AR翻訳」の時代に突入していたのか。



11月はじめに生まれて初めてポルトガルを訪問するにあたって、いろいろと調べてみると、英語もある程度通じるらしいが、「パステル・デ・ナタ(エッグタルト)」、「パン・デ・ロー(生カステラ)」、「ヴィーニョ・ヴェルデ(緑のスパークリングワイン)」、「カンジャ(チキンスープ)」など、せっかくなのでポルトガル語で好きな料理や飲み物ぐらいは言えるようになりたい。

それに新しい国へ行くと、レストランのメニューを見てもちんぷんかんぷんのことが多いので、どんな料理かがちゃんと分かれば、食べたいものをもっと自由に食べられるのにな。

そうした主に食いしんぼう根性で、「旅の指さし会話帳:ポルトガル語」の電子版(本当は書籍版が欲しかったのだが、注文時に在庫切れだった)をスマホにダウンロードしてはいるものの、とっさのときに、ちゃんと使いこなせるかな?

そんな時に思い出した。
9月に近所のカフェで、インド人と結婚したトルコ人の奥さんと会ったときに見せてもらったスマホ版「Google翻訳」のすごい機能。
メニューに書かれた文字をカメラで撮影するだけで、その部分だけを翻訳してくれるのだ。
 


四角で囲まれた箇所を指でなぞると、その単語を訳してくれる。
「全選択」で画面上の単語を全て訳すこともできる。
 

特に他言語から英訳する機能はすごくて、レンズが文字を捉えたそばから次々に翻訳してくれる(ただし、この機能は日本語にはまだ対応していないようだ)。
もちろん文章になると、かなり怪しい翻訳になるが(これがまともに使えるようになった日にゃ、わたしたち翻訳者の商売あがったり!?)、レストランのメニューや、使っている材料(鶏肉、豚肉、魚など)を知るには十分に使えそうだ。
また会話の時には、単語や簡単な質問のみと割り切れば(たとえば「バカリャウ(水で戻したタラの干物)を使ったおすすめ料理は何ですか?」など)、入力翻訳や音声翻訳は便利そう。

みんなとっくに知ってるのかもしれないけど、わたしにとってはGoogle翻訳を使いこなす初めての機会だ。
ポルトガルで常にスマホをネット接続しておく環境を確保することが条件となるが。

まずは練習として、ふだんのお出かけでマラーティー語やヒンディ語での会話にも、買ってある書籍版の「旅の指さし会話帳」と合わせて利用してみよう。
それに、よく行くタイのバンコクで、時々屋台のメニューがタイ語でしか書かれていなくて困ってしまうことがあるのだが、これさえあればもう怖いものなしではないか。

このように完成度は低くとも即時性が求められる翻訳は、もうとっくに機械が取って代わる時代が到来しているのだということを、ひしと感じている。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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