主催者を信じて参加してみたら楽しかったプネの「プレ・ディワリ・ナイト」

 

Posted on 21 Oct 2016 23:45 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh

お酒もお食事もすべて無料でごちそうになったので、せめて書かねば罰が当たりそう。もちろん本当に楽しかったので、記念に記しておきます。



趣味としてときどき、プネに住む多国籍な人々を集めた交流の場として「ティーパーティ」を主催することもあるくせに、外国人ばっかりが集まるような場は苦手なわたし。

ところでプネには、駐在員さんをはじめとして、外国人向けにビザの取得代行や引っ越し先物件の検索・手配等、さまざまなサービスを提供するエージェントが複数ある。
中でも「Pune Expat Club」は比較的歴史が古く、また外国人がプネ生活に一日でも早く馴染めるよう後押しする、さまざまなイベントを積極的かつ頻繁に企画・催行していて、いつも注目していた。
最近では、プネにできた「カジュアル・オリエンタル料理」を出す店「SHIZUSAN」のお寿司の試食会(といってもボリューム満点のフルコース)にお招きいただいたことがあった。

Phoenix Marketcityにさっそうと登場、創作寿司とアジア料理の店「シズさん」(Posted on 16 Mar 2016)

その「Pune Expat Club」からご招待をいただき、今夜は主に外国人たちを対象とした「Diwali Night(ディワリ・ナイト)」なるイベントに参加してきた。

ディワリはインド最大の年中行事で、日本で言えばお正月のようなもの。
月齢に従うため、今年は31日がメイン・デーとなるが、この時期は企業なども軒並みまとまった休暇になるので、それ以外の長期休暇がめったにないインド、外国人たちは一斉に海外などへバケーションに出掛けて行く。
その前の「プレ・ディワリ」のイベントとして「Pune Expat Club」が主催したのだが、招待客は飲食が一切無料という。

しかし正直に言って、いくら無料とはいえ、いや無料だからこそ、この手のイベントは苦手感があり、最初からまったく関心がなかった。
というのも、わたしにとってディワリというのは、家族と一緒に慎ましくも正当な手順にのっとって祝うものだという先入観のようなものがあり、ましてや酒をかっくらって踊り狂うような祭りではないからだ。

ところが数日前からシッダールタさんから珍しく、「たまには外に出て人に会わないとダメだよ。このイベントに行ってみようよ」と誘われていた。
それでも今朝まではきっぱり行かないと決めていたし、夕方になっても頭痛を理由に「ひとりで行って来たら」と冷たく言い放っていた。

しかしふと、こんなにシッダールタさんが「行こうよ」となどと誘うことはめったにないこと、それに「家族のお祭り」を謳うディワリ・パーティなのに、ひとりで行かせるのは、あまりにも憐れじゃないかな、と考えた。
そこで少し仮眠を取って体力が回復したら、「誘ってくださっている主催者へのご挨拶も兼ねて、ちょっとだけでも顔を出そう」ということになった。

会場はプネ最大のショッピングモール、「Phoenix Marketcity」の中庭を半分貸し切った大掛かりなものだった。

さて、実際に足を運んでみると、顔なじみのインドネシア人イェッティ(Yetti)さん、ウクライナ人オクサナ(Oksana)さん、アメリカ人メアリー(Mary)さん、カナダ人モニーク(Monique)さん、オランダ人タボール(Thabor)さんとその奥さんのインド人ザハビヤ(Zahhabiya)さんなども来ていて、結局ビール小瓶3本を立て続けに飲み、大声でしゃべりまくり、踊り狂い、存分に楽しんで先ほど、帰って来た。
おまけに帰り際には、ディワリのプレゼントまで2名分いただいてしまった。

またイベント主事のような役割を担っている、「Pune Expat Club」のサナム(Sanam)さんは、人柄がとても温かく穏やかで、いままで数々の招待メールやFacebookのイベント招待(わたしにだけでなく数十人に一斉に送信している)を黙殺してきてしまったことを後悔したほどだ。

なんだよ、わたし、もっと素直になれよ。
Pune Expat Club」のみなさま、いつもと違う素敵なディワリのひとときを、本当にありがとうございました。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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