お誕生日を迎えた人が、その幸運を周りと分かち合う国

 

Posted on 12 Jul 2016 23:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh

「幸運は分かち合うこと」という考え方にこそ、わたしのエネルギーの原点があります。



※今年の自分へのプレゼント、350円の楽譜
 

誕生日。

インドでも、もちろん他国のようにプレゼントをもらえることはあるが、一般的には主人公が、周りになにかをおごったり、お菓子を分けたりする日だ。
誕生日を迎えられたこと、すなわちまた1年という命を無事に過ごせたことを感謝する、という考え方なのだ。

会社勤めをしていたころは、まだその会社が小さかった時代は社員全員分のアイスクリームを買い、社員が多くなってきたころには、デスク周囲の同僚に配る「キットカット(KitKat)」などのチョコレート・バーを、箱で買って持って行った。

会社では社員全員の誕生日をきちんと把握しているので、毎日、その日が誕生日の人の名前が、受付横の誰もが出勤時に見るボードに、どど〜んと公開される。
ごまかして、やり過ごすなんか、できっこないのである。
「ヨーコさん、お誕生日おめでとう!さて、今日は君から、どんなスイーツがいただけるのかな?」なんて、丸々と太った社員が、容赦ない要求をしに来るのである。

おかげで会社を辞めてフリーランスになってからは、思う存分、誕生日を隠して暮らすようになってしまった卑しいわたし。
とはいえ、「誕生日は周囲に感謝すべき日」という考えは好きだし、大いに賛同している。

まずは朝、起きたら、まさにこの日に、わたしをこの世に産んでくれた母、続いて、遠方に住んではいるものの、何かとかわいがってくれ、また、迷惑をかけている義理の両親に、こちらから「お誕生日ありがとう」と電話することにしている。

そうしたら、後はちょっと安心して、その日は自分の好きな、ささやかなことをして過ごすのである。


ランチは最近プネに開業したばかりの新しいファイブスターホテル、
ヒルトン系のコンラッド(Conrad Pune)地下のレストラン、
「Coriander」でブッフェを。
めったに行かない、こんな高級ホテルでも、
ついパニプリに手が出てしまう、芯から庶民のわたし。
料理の内容はとても豊富で、味もよく、
料金も食後のコーヒーつきで1人1,000ルピーぐらいと、
比較的リーズナブル。
ただブッフェ会場が広すぎて、田舎っぺのわたしなどは、
何が何だかよくわからない感じで終わってしまったが、
友人同士でゆっくりランチを楽しむには、
服に食べ物の匂いがつきにくいし、雰囲気もよいのでメリットはある。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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