プネー空港を午前3時半に発つIndigo航空(623)便に乗って、早朝6時ちょっと前にアッサム州グワハティ国際空港に到着した。
※遠方に見える山はヒマラヤの一端だろうか、と思って必死に動画に撮っている。
ビハール州を訪れた時にも感じたことだが、さすがに東方だけあって日昇が早く、すでに太陽がさんさんと輝いていた。
プネーはいまの時期、午前6時半をまわるころにようやく明るくなってくるので、あらためてインドには標準時を2つ設定したほうがいいのではないか、などと考えながらタラップを降りた。
滑走路もターミナルビルも、大きさはプネーとさほど変わらないように見えるけど、線香や消毒薬のような強いニオイもしない、トイレも含む清掃の行き届いた施設、そしてオペレーションのスマートさはグワハティが圧勝している。
空港ビルを出ると、適度に暖まった朝の爽やかな空気にふわっと包まれ、気温や湿度もプネーと似ている印象を受けた。
しかし機内から見下ろした時もそうだったが、世界的にも最多雨地帯とされるだけあって、とにかく緑が濃い。
ターミナルの外では、タクシーの客引きたちが、道路を挟んだ向こう側から盛んに呼び込む。
しかし非情にも、ほとんどの人が配車サービス等を予約しているのか、スマホをにらみながら足早に去る。
この日はグワハティに住むシッダールタの友達が、公営タクシーを予約しておいてくれた。
シッダールタは翌朝、隣州メガラヤの州都シーロンで開催されるマラソンに参加するので、3泊ほどホテルを予約していたのだ。
空港からタクシーに乗り込み街へ出ると、オートリクシャーがちょっと見慣れない体裁をしている。
タイのトゥクトゥクを幅狭にしたような感じで、よく見るとすべてEVだ。
観察を続けたかったが、変なタイミングで出発して一睡もできていないものだから眠くて仕方なく、車内ではほどなく爆睡、目を覚ましたらもうメガラヤ州に入っていた。
標高が高くなっていくにつれ、空の青さが鮮やかに、また深くなる。
そして、山に目を移すと松林や常緑樹、そして雑草などがうっそうと繁り、どことなく九州の山間部を思わせる。
メガラヤ州シーロンの標高は、およそ1,500メートル。
全体的にカラッとして比較的涼しいのだけど、強烈な日差しが肌を刺す。
そのためか地元の女性たちには日傘をさしている方が多い。
ちなみに女性たちの服装を見ると、サリーのような一枚布なんだけど、あまり見たことがないような個性的な巻き方をしている。
これはジャインセン(Jainsen)というサロン式のラップスカートの上に、タプモー・クリー(tap-moh khlieh)というショールを肩から斜めがけにした、シーロン周辺の女性たちが身に着ける伝統衣装のようだ。
※余談だがジャインセンを調べる過程で「The Sari Series」に、ウッタラーカンド州のこんな巻き方も見つけて、興味を引かれている。
人々のあたりも優しく、ぐいぐいくる感じがしないのは、わたしの顔立ちが現地の人々に似ているからであろうか。
なおシーロンにも空港がある。
「Ghost Chilli」とは、あの「Boot Jolokia」のことだね。
※このほかの写真は、上の画像クリックで「Google Photo」ギャラリーをご覧ください。
(明日に続く。)
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