ムンバイーのオグロシギ、片道5日かけてシベリアを往復

 

Posted on 26 Sep 2022 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

混沌したこの時代、人類以外の生き物たちの生き方から学べることの方が多いです。写真は「Birds of India」より。



ムンバイーで鳥類学者が今年3月、GPSデバイスのタグをつけた渡り鳥、オグロシギ(Black-tailed Godwit)が、遠くシベリアまで追跡されたことが分かった。
「Deccan Herald」が伝えていた。

Tagged in Mumbai, migratory bird tracked to Siberia

ボンベイ自然史協会(Bombay Natural History Society、BNHS)によると、この鳥は6月にはシベリア南西部に到着したことが追跡された。

その後、わずか5日間の旅でムンバイーに戻ってきたといい、この種の鳥の場所を記憶し、忠実に戻ってくるという習性を証明するものとなった。

鳥類学者らは、渡り鳥たちが確実に戻ってくるムンバイーを目指し、都市圏の湿地帯を保護することの重要性を訴えた。
BNHSではフラミンゴの移動も追跡している。

この話題と同時に、ロシアでの動員令を避けて国民が国境を越えて逃げているという報にも接し、改めて地球環境を破壊しつくしている人類は、実は最も移動に不自由を強いられている生き物であることも実感している。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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