インドの決済システムUPIを最初に導入する外国は

 

Posted on 22 Feb 2022 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh

エラー(特に銀行アプリを更新し忘れている時)もよく発生するため面倒ですが、守られているという安心感はあります。



インド国立決済公社(National Payments Corporation of India、NPCI)は2月中旬、隣国であるネパールがインドのUPI(unified payments interface)システムを採用する最初の外国となると発表した。
「The Mint」電子版で詳報を見た。

This foreign country to be the first to adopt India's UPI system as payments platform

UPIとはインドにおける個人間(P2P)および個人と事業主間(P2M)トランザクションを簡単かつ安全に行えるよう導入された、リアルタイム決済(RTP)システムのひとつだ。

What Is UPI And How Does It Work_ – Forbes Advisor INDIA

この流れを受け、NPCIの国際部門である「NPCI International Payments Ltd(NIPL)」がネパールの民間企業2社(Gateway Payments ServiceおよびManam Infotech)と協力し、ネパール政府と同国中央銀行としてのネパール中央銀行のデジタル決済推進ビジョンの下、ネパールでサービスを提供するとしている。

ネパールのラストマイル消費者は現行インドの消費者と同様、UPI加盟店に支払いを行う際、オープンな相互運用可能な支払いシステムによって、銀行口座からリアルタイムの即時支払いを行える。

さらに、ネパールとインド間の国境を越えたP2P送金も可能になる見込みとしている。

記事によればUPIの導入により、およそ390億件の金融取引、およそ9,400億ドルが実施され、これはインドGDPの31パーセントを占める。
インドと同様、現金の少ないネパール社会において、デジタル経済は成長の要素になると見込まれている。
NPCIでは、UPIのリアル​​タイム決済インフラストラクチャは、ネパールでの金融包摂を促進し、また企業にとっても多くの機会を生み出すことにつながると語っている。

ちなみに、UPIは現在インドにおいて、インターネットを介してトランザクションを実行しているが、将来的(今年4月ごろ)にはSMSだけで取引ができるようになる見込みだ。

Statista」によると、2021年現在のインドにおけるスマートフォン普及率は人口比6割程度となっている。

NPCIによると、ネパールの人口は約3,000万人で、うち45パーセントが銀行に預金している。
携帯電話普及率は135パーセントを超え、うち65パーセントがスマートフォンを利用している。

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なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。

=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※1月9日付けのメール、件名「新型コロナウィルスに関する注意喚起(マハーラーシュトラ州における活動制限措置)」


<ポイント>
●マハーラーシュトラ州政府は、2022年1月10日0時から施行される、夜間の外出禁止措置を含む新しいガイドラインを発表しました。
●午後11時から午前5時までは原則として外出禁止となります。また、午前5時から午後11時までの5人以上のグループでの移動も禁止となります。
●各種の集会参加人数や、ショッピングモール等へのアクセスも制限が課されます。

1.マハーラーシュトラ州政府は、夜間の外出禁止措置を含む新しいガイドラインを発表しました。この措置は2022年1月10日0時から新たなガイドラインが出るまでの間、有効となります。

2.午後11時から午前5時までは、必要不可欠である理由が認められる場合を除き外出禁止となります。
また、午前5時から午後11時までの5人以上のグループでの移動も禁止となります。

3.ショッピングモールや大型マーケット、レストランへの入場・入店は収容規模の50%以下に制限され、ワクチン接種を終えた者のみがアクセス可能となります。 午後10時から午前8時までは営業できません。
フードデリバリーは終日許可されます。

4.結婚式等の各種集会の参加人数は最大50人、葬儀への参加は最大20人、等とされています。
プール、ジム、スパ、公園、動物園、美術館等は引き続き閉鎖とされ、学校は原則として2022年2月15日まで閉鎖措置が維持されます。

5.国際線で到着した場合の検疫措置は、インド政府の通達が適用されます。(1月7日発信の在ムンバイ日本国総領事館領事メール等ご参照)

6.空路、鉄道、自動車等により国内の他地域から入境する場合、2回のワクチン接種を終えていること、または到着72時間前以内のRT-PCR検査で陰性であることが求められます。

7.公共交通機関は、完全にワクチン接種を終えた者のみが利用可能です。

詳細は、次のリンクをご参照ください。
 https://twitter.com/cmomaharashtra/status/1479831153112588289?s=21
=== 転載終わり ==


本日の練習






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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