プネーの少年、英語圏で人気のベストセラー小説家に
Posted on 23 Oct 2021 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh
行ったこともない土地のことを描写できてしまうすさまじい想像力と、英語ネイティブの人に読ませる語学力を兼ね備えた神童の登場です。
インド移住当初から知っている人のお子さんが、いつの間にか成人しており、航空機のパイロットになっていたり、海外で活躍する医師になっていたり、スポーツ選手として留学していたりするのを聞くと、否応なしに時の流れを感じる。
しかし、年端もゆかない人の中にも、しかもインドを一歩も出ずして、世界に名を馳せるこんな奇才が突如現れるのも、この国のおもしろいところだ。
「Indian Express」ウェブ版が、11歳にして行ったこともないアイルランドを舞台にした犯罪スリラー小説を出版、ベストセラー作家となったプネーの少年を紹介していた。
11-year-old from Pune author of bestselling crime novel
その作家とはショジュア・ベジョイ(Joshua Bejoy)さん。
ロックダウン中に執筆したという処女作「Murder at the Leaky Barrel」は、7月に出版されて以来、インドと米国、オーストラリアでベストセラーになっている。
Murder at the Leaky Barrel eBook _ Bejoy, Joshua _ Amazon.in_ Kindle Store
※インド版Kindleで「Unlimited」に入っているので、さっそく読んでみようと思う。
一度も海外へ出かけたことがなく、「Google Maps」だけで描写しているという驚くほどリアリスティックなアイルランドの情景が話題になっている。
両親によるとジョシュアさんは大の本好きで、どこへ行くにもメモ帳を手放さず、頭に浮かんだストーリーを挿絵とともに書き留める習慣があるという。
「テーマがミステリー殺人だけに、親族が眉をひそめるのではと気にしたこともあった」と母親は語る。
ジョシュアさんによると、現在「Murder at the Leaky Barrel」は一家の母語でもあるマラヤラム語に翻訳されることが決定しているほか、すでに新刊の執筆にも取り組んでいる。
なおご自身は「ハリーポッター」などの子供らしい作品も好んで読んでいるようで、執筆のほかにもギター演奏などを趣味とし、音楽が創作に役立っている。
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なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。
=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※10月12日付けのメール、件名「日本における新たな水際対策措置(コビシールドの取扱いほか)」
●コビシールド(Covishield)」については、10月12日午前0時以降、「バキスゼブリア(Vaxzevria)筋注/アストラゼネカ(AstraZeneca)」と同一のものとして取り扱うことが決定されました。
●ただし、本日(12日)現在、インドで発行されたワクチン接種証明書は、日本入国・帰国時の検疫措置の緩和対象ではありませんので、既にインドにおいてコビシールドの2回接種を完了し、インドで発行されたワクチン接種証明書をお持ちの方は御注意ください。今後の取扱いについては調整中ですので、今後変更がある場合には、改めて領事メールにてお知らせします。
1 10月8日、日本において新たな水際対策措置が決定され、「水際対策強化に係る新たな措置(18)」(令和3年9月27日)に基づく措置の適用に当たって、アストラゼネカから技術供与を受けてインド血清研究所が製造する「コビシールド(Covishield)」については、10月12日午前0時以降、既に日本入国時の水際防疫措置緩和の対象となっている「バキスゼブリア(Vaxzevria)筋注/アストラゼネカ(AstraZeneca)」と同一のものとして取り扱うことが決定されました。
2 ただし、本日(12日)現在、インドで発行されたワクチン接種証明書は、日本入国・帰国時の検疫措置の緩和対象ではありません。既にインドにおいてコビシールドの2回接種を完了し、インドで発行されたワクチン接種証明書をお持ちの方は御注意ください。
3 インド政府によって発行されたワクチン接種証明書の取扱いについては調整中ですので、今後変更がある場合には、改めて領事メールにてお知らせします。
【問い合わせ先】
在ムンバイ日本国総領事館・領事班
電話(91-22)2351-7101
メール ryoji@by.mofa.go.jp
=== 転載終わり ==
本日の練習
About the author
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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