プネー近郊の巨大メートル波電波望遠鏡がIEEEマイルストーンを受賞
Posted on 03 Apr 2021 21:00 in インド科学技術 by Yoko Deshmukh
こんなすごい観測設備がプネーから80キロほどの近くにあるなんて、恥ずかしながら知りませんでした。
プネー近郊にあり、世界最大のメートル波観測能力を持つ電波干渉計、巨大メートル波電波望遠鏡(Giant Metrewave Radio Telescope、GMRT)が、今週のIEEEマイルストーンを受賞した。
Why global body of engineers picked Pune radio telescope for rare honour
IEEE(Electrical and Electronics Engineers)とは、電気・情報工学分野の学術研究団体であり、技術標準化機関である。
GMRTは世界最大の電波望遠鏡の1つであり、プネー市街からおよそ80キロメートルの、周囲をうっそうとした森林に囲まれた30平方キロ四方の敷地に、それぞれメートル波長での観測を行う口径45メートルのパラボラアンテナ30本からなる完全可動型の放物面電波望遠鏡で、うち16本は中心部からY字型の3本アームに沿って並ぶ干渉計配列となっている。
巨大財閥企業タタ傘下にあたるタタ基礎研究所(Tata Institute of Fundamental Research、TIFR)に所属し、国立プネー大学(Savitribai Phule Pune University)キャンパス内に事務所を持つインド国立電波天体物理学センター(National Centre for Radio Astrophysics、NCRA)が運営している巨大望遠鏡で、世界中の専門家や天文学者らが利用する。
Giant Metrewave Radio Telescope
ウィキペディアによるとGMRT天文台は1996年に建設された。
当初の目的のひとつは、原始的な中性水素雲から、高度に赤方偏移した21cm線放射を探査することで、宇宙における銀河形成の時代を判定することにあった。
現在は世界中の天文学者が定期的に望遠鏡を使用し、HII領域、銀河、パルサー、超新星、太陽風や太陽風などの様々な天体を観察している。
2018年8月には、120億光年の距離にある、それまで知られていた中で最も遠い銀河を発見、2020年2月には、へびつかい座超銀河団の爆発という、宇宙の歴史上最大とされる爆発の観測に貢献した。
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なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。
=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※3月23日付けのメール、件名「コロナウイルス感染拡大に伴う制限事項(注意喚起)」
【ポイント】
1 3月15日、マハーラーシュトラ州政府は集会等の人が集まる行事に対する制限措置を発表しました。
2 3月19日、ムンバイ市行政当局は、市内のショッピングモール、主要駅他において、来場者を無作為に抽出し抗原検査を行い、検査等を拒否した場合には反則金処分を科す旨を発表しました。
【本文】
1 3月15日、マハーラーシュトラ州政府は集会等の人が集まる行事に対して以下のとおりガイドラインを発表しました。
(1)映画館、ホテル、レストランについては、利用者を50%の収容数にとどめる。
(2)社会的、文化的、政治的、宗教的等一切の集会を禁止する。
(3)結婚式については、50名以上の参加者を認めない。
(4)葬儀については、20名以上の参列者を認めない。
(5)医療関係者等の必要不可欠な業種を除き、全ての事務所は50%に出勤抑制をすること。(テレワークを推奨すること。)
2 3月19日よりムンバイ市行政当局は、市内の混雑が予想される公共施設等において抗原検査(RAT:Rapid Antigen Tests)を実施すると発表しました。当館から市行政当局関係者に確認したところ、詳細以下のとおりです。特にショッピングモールを利用される方はご注意下さい。
(1)検査実施場所
ショッピングモール、主要駅(特定州からの到着路線のみ)、バスターミナル、マーケット、観光施設等の混雑が予想される場所
(2)検査対象者
施設来場者(施設関係者により無作為に抽出)
(3)検査費用
原則無料。ただし、ショッピングモールでの検査は費用が発生します。
※午前中にモールで抗原検査を受診し、午後再度モールを訪れた場合でも検査対象となる場合があります。
(4)免除対象者
・抗原検査受診前72時間以内に検査し取得したPCR陰性証明を所持している者
・ワクチン接種が2回終了した者については、証明書の写し(電子的コピー可)を提示した場合、抗原検査の受診が免除されます。
(5)反則金
抗原検査や検査料の支払いを拒否した者は400ルピーの反則金処分が科せられます。
●在留邦人の皆様へのお願い
1 マハーラーシュトラ州は、インド国内でも感染者が極めて多い地域の一つとなっております。ご自身が感染しないためにはいわゆる3密を避けるとともに、マスクを着用し、こまめに手洗い・うがいをするようお願いします。
2 公共施設等において、抗原検査の受診対象者となった場合には、関係者の指示に従い、検査に協力をお願いします。
3 日本外務省はインドについて「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」の感染症危険情報を発出しています。インドへの渡航を検討されている邦人の皆様におかれては、インドにおける感染状況を踏まえ、渡航の必要性や時期について慎重に御検討ください。
(新型コロナウイルス感染症に関する皆様へのお願い:当館ホームページ)
https://www.in.emb-japan.go.jp/PDF/20201105_rev_Coronavirus_j.pdf
また、以下のインド内務省入国管理局ホームページに、現在入国できる査証カテゴリーや査証取得手続き、事前の自己申告フォーム等の提出、入国後の自主隔離等、外国人の入国に関するインド政府のガイドラインが掲載されていますので御留意願います。
(インド内務省入国管理局ホームページ該当部分)
https://boi.gov.in/content/advisory-travel-and-visa-restrictions-related-covid-19-1
(各種情報が入手できるサイト)
インド政府広報局ホームページ
https://pib.gov.in/indexd.aspx
インド保健・家庭福祉省公式ツイッター
https://twitter.com/MoHFW_INDIA
インド入国管理局ホームページ
https://boi.gov.in/
在日インド大使館ホームページ
https://www.indembassy-tokyo.gov.in/jp/index_jp.html
外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/
厚生労働省ホームページ:新型コロナウイルス感染症について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
首相官邸ホームページ:新型コロナウイルス感染症に備えて
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html
マハーラーシュトラ州政府HPアドレス
https://www.mha.gov.in/notifications/circulars-covid-19
ムンバイ市行政当局HPアドレス
https://autodcr.mcgm.gov.in/BPAMSClient2/HTML2/html/downloads.aspx
【お問い合わせ先】
在ムンバイ日本国総領事館領事班
電話: (91-22)2351-7101
email:ryoji@by.mofa.go.jp)
=== 転載終わり ==
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Yoko Deshmukh
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インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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