エア・インディアが来年(2021年)3月までは、現状の毎週月曜日デリー・成田、毎週水曜日成田・デリーを臨時便として運航することを発表している。
JALやANAも運航しているが、運賃が非常に高額であるため、わたしのように会社のバックアップがあるわけではない現地在住者にとって、現実的な選択肢とは言い難く、やむを得ずエア・インディアを利用することになった。
2020年11月現在、エア・インディアの航空券は、片道・往復ともにウェブサイトから直接クレジットカード等を利用して購入できるようになっている。
エア・インディアのウェブサイト
しかしさすが天下のエア・インディア、サイトは直感的とはあまり言えず、思わぬ落とし穴(罠?)があったりして一筋縄ではいかないことがある。
また我々のようにプネーからデリーまでの国内線航空券も含めた予約が必要な方の場合、自信がなかったら、手数料は若干かかってしまうものの、デリーを拠点に日本人のニーズを熟知した安心・信頼の旅行を手配している、知る人ぞ知る代理店、「シゲタトラベル」に依頼するのはとてもよいアイデアだと思う。
シゲタトラベルのウェブサイト
問い合わせすると遅くとも数時間以内に、ラジェンダさんご本人が懇切丁寧かつ美しい日本語にて迅速かつ完璧に回答してくださり、肩の荷が下りるだろう。
日本人は、日本への入国時の唾液による抗原検査のみで、インド出国時の検査は義務付けられていない。
しかしエア・インディアを選んだ以上、予測不可能なことが起こり得ると想定し、プネーの自宅を出る2日前に、自宅でPCR検査を受けた。
ASKSiddhi関連記事:
プネーの自宅でPCR検査を体験 Posted on 08 Nov 2020
その想定は正解で、案の定デリーのインディラ・ガーンディー国際空港のチェックイン時に陰性証明書の提示を求められた。
ただしエア・インディアは、このご時世に100%の満席、しかも座席を予約時に事前指定していたにもかかわらず、搭乗してみると両脇を男性に挟まれる3列席という最悪の場所に勝手に変更されており愕然とした。
機内も座席シートポケットに前の人の飲みかけのペットボトルが残されているなど、清掃が行き届いているとは言い難い。
機内食は搭乗時点で座席に軽食が置いてあり、さらにホットミールも提供されるが、こういった状況だったので食べる気はしなかったし、トイレも使わず我慢した。
エア・インディアは、避けられるのであれば、お勧めできない。
到着後の待遇については、わたしが搭乗したエア・インディアはほぼ全員インド人乗客であったが、特に日本人だからといって異なる扱いというのはなく、みんなと一緒に検疫の列に並び、唾液による抗原検査の結果が出て順番に呼ばれるまで3時間半ぐらい待った。
成田空港周辺での自主隔離は、以下ホテルについては検疫がターミナルからの無料バスを運行しているため、公共交通機関を使わずに移動できる。
上記以外のホテルを予約している場合であっても、徒歩圏内の近隣ホテルであれば乗せてもらえると思う。
特に京成・JR成田駅周辺のホテルはいずれも、いかにもビジネスホテルな狭い客室であることさえ我慢できれば、14泊15日で1名1室10万円未満と比較的リーズナブルに快適な滞在ができ、スーパーマーケットやコンビニも複数あるので食料の調達にも不自由しない。
なお、たまたま同じ便に乗り合わせたプネーの知人は、就職先の企業が都内のAir BnBを予約しておいてくれ、そこまでは送迎車を用意してくれているとのことだった。
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なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。
=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※11月6日付けのメール、件名「全日空(ANA)による成田発ムンバイ着臨時便の運航」
●全日空(ANA)では、インド航空当局の許可を取得することを前提に、インド政府が設定したエア・バブルに基づく便として、11月28日に成田発ムンバイ行の臨時便を運航することとなりました。なお、今回は成田発ムンバイ行のみ旅客便として運航するため、ムンバイ発成田行きの旅客便の運航はしないとのことです。
●ANAによれば、同便の予約受付・販売は既に開始しているとのことです。
●今回から、航空会社のウェブサイトでの予約受付・航空券購入が可能となっています。
●なお、日本外務省はインドについて「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」の感染症危険情報を発出しています。インドへの渡航を検討される場合は、インドにおける感染状況を踏まえ、渡航の必要性や時期について慎重に御検討ください。また、インド政府の外国人の入国に関するガイドラインに御留意願います。
在留邦人の皆様へ
全日空(ANA)による成田発ムンバイ着臨時便が運航されることになりましたところ,お知らせします。なお、本件照会については、今までと同様に当館お問い合わせ先(在ムンバイ日本国総領事館、電話: (91-22)2351-7101,
email:ryoji@by.mofa.go.jp)までご連絡いただければ幸甚です。
1 全日空(ANA)では、インド航空当局の許可を取得することを前提に、インド政府が設定したエア・バブル(新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策としてインド政府が実施している国際定期旅客航空便の飛来禁止措置の例外措置)に基づく便として、11月28日に成田発ムンバイ行の臨時便を運航することとなりました。なお、今回は成田発ムンバイ行のみ旅客便として運航するため、ムンバイ発成田行きの旅客便の運航はしないとのことです。
2 ANAによれば、同便の予約受付・販売は既に開始しているとのことです。
なお、今回から、航空会社のウェブサイトでの予約受付・航空券購入が可能となっています。
空席状況、航空券の予約・購入方法等については、ANAウェブサイトをご確認ください。詳しくは、ANAにお問い合わせください。
(ANAウェブサイト)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/
(ANAお問い合わせ先)
ANAムンバイ支店予約担当:bomrsvn@ana.co.jp(営業時間<インド時間>:9:00-18:00)
※英語/日本語での受付となります。
※上記の臨時運航便以外についてのお問い合わせ先は以下の通りです。
電話: (インド国内)000800-100-9274 ※24時間対応 ※通話無料
(インド国外)+81-3-4332-6868 ※24時間対応 ※有料
3 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、インド政府よりインド到着旅客に関する情報の提出が義務付けられています。ANAによれば、インドへの航空券を予約・購入された方は、出発の48時間前までに、必ずANAムンバイ支店予約担当に渡航に際し必要な情報の連絡が必要となるため、以下のANAからのお知らせを必ずご確認ください、とのことです。
(ANAからのお知らせ:各地域への入国条件変更/インドへ渡航のお客様へ)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/topics/notice200501/#immigration
4 日本外務省はインドについて「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」の感染症危険情報を発出しています。インドへの渡航を検討されている邦人の皆様におかれては、インドにおける感染状況を踏まえ、渡航の必要性や時期について慎重に御検討ください。
(新型コロナウイルス感染症に関する皆様へのお願い:当館ホームページ)
https://www.in.emb-japan.go.jp/PDF/20200929_Coronavirus_j.pdf
また、以下のインド内務省入国管理局ホームページに、現在入国できる査証カテゴリーや査証取得手続き、事前の自己申告フォーム等の提出、入国後の自主隔離等、外国人の入国に関するインド政府のガイドラインが掲載されていますので御留意願います。
(インド内務省入国管理局ホームページ該当部分)
https://boi.gov.in/content/advisory-travel-and-visa-restrictions-related-covid-19-1
(各種情報が入手できるサイト)
インド政府広報局ホームページ
https://pib.gov.in/indexd.aspx
インド保健・家庭福祉省公式ツイッター
https://twitter.com/MoHFW_INDIA
インド入国管理局ホームページ
https://boi.gov.in/
在日インド大使館ホームページ
https://www.indembassy-tokyo.gov.in/jp/index_jp.html
外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/
厚生労働省ホームページ:新型コロナウイルス感染症について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
首相官邸ホームページ:新型コロナウイルス感染症に備えて
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html
=== 転載終わり ==
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