コロナ禍をインドで過ごす皆さんは、ロックダウン生活を思い思いにお過ごしのことと思う。
わたしは、狭い団地の一室以外、どこへも出かけることができないし、誰にも会いに行くことができないのだから、自宅でどれほど意味のある時間の使い方ができるかを考え続け、そうするあまりに精神が不安定になり、心身ともに変な疲れ方をしているのに、明け方まで眠れず目を血走らせて読書をしたりしている。
このように、わたしのロックダウン生活は、とても人に自慢できるような内容ではないが、世の中には測り知れない想像力と行動力で、凡人には及びもつかないことをサラっとやってのける人がいる。
プネーで、ロックダウンにより自分の結婚式が延期になってしまった男性が、そのために貯めてきたお金を使って、仕事を失い、故郷にも帰ることができず足止めを食っている労働者たちに食事を振る舞っている、という話題を見つけた。
Coronavirus India Lockdown: Pune Auto Driver Uses Money Saved For Wedding To Feed Migrants
男性は30歳で、オートリクシャー運転手稼業で生計を立てており、暮らしは決して豊かではない。
そうした中で長年コツコツと貯めてきた、自らの結婚資金20万ルピーあまりを使って、毎日400人近くの人々に食事を提供しているのだ。
それだけでなく、高齢者や妊婦など、必要とする人々が通院するための足として、オートリクシャーを無料で運行しながら、新型コロナウイルスから身を守る方法を、車載スピーカーを用いて市内各所に広める広告塔として取り組んでいる。
また、路上生活者らへ、手指消毒液も配布している。
貯めてきたお金に加えて、男性の行動に賛同する友人たちからの寄付や、料理などの支援も集まっているという。
作った料理は、またしても男性の商売道具であるオートリクシャーで、プネー駅周辺やサンガムワディ、イェラワダなどの大規模スラム街を中心とした各所に運んでいる。
ただし資金は既に底をつき始めており、配れる食事は当初のチャパーティーとサブジ(野菜のおかず)の組み合わせから、プラオ(炊き込みご飯)またはサンバル・ライス(酸味のある豆のスープと炊き込んだ粥状の米料理)が限界になっている。
「それでも諦めずに、(少なくともロックダウンが延長される今月31日までは)食事を必要とする人々に配り続ける」と男性は決意している。
男性と友人たちは、昨年マハーラーシュトラ州南部で発生した洪水の際も、影響を受けた人々へ食糧や救援物資を届けている。
なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。
=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※5月12日付けのメール、件名「【緊急】日本航空による5月17日デリー発臨時便の運航」
●在インド日本国大使館より,日本航空(JAL)が,5月17日にデリー発羽田行の臨時便を運航することとなりましたとの連絡がありました。
●上記臨時便への予約については,臨時運航便という性格のため,日本航空のウェブサ イトでの予約は受け付けておらず、日本航空のお問い合わせ先又は旅行代理店でのみ受付可能とのことです。
●上記臨時便を御利用頂く方は,御自身でデリー国際空港までの移動手段を確保頂く必要があります。上記臨時便による帰国を検討されている方は,予定している移動手段と共に,当館まで至急ご相談願います。
●上記臨時便を利用して日本への帰国を検討される方のうち,ビザが失効している,または出国までにビザが失効する方は,必ず出国までにFRROのウェブサイト上で延長手続き,または出国許可手続きを完了し,必要な許可を取得してから帰国してください。
●日本入国時の検疫及び入国後に14日間の自宅等での待機を要します。自宅等への移動は公共交通機関(鉄道,バス,タクシー,航空機(国内線)等)を使用せずに移動できることが条件となりますので,事前に御家族やお勤めの会社等による送迎,御自身でレンタカーを手配するなどの移動手段を確保してください。
●本臨時運航便の利用を検討している日本人の配偶者等で外国籍の方は,日本入国に際して必要となる査証や再入国許可を有しているか御確認をお願いします。
現在,既に発給された査証の効力停止及び査証免除措置の停止が取られています(査証免除措置は国籍によって停止の対象でない場合もあります)。
外国籍の方(査証免除措置が停止されていない国籍の方を除く)は,有効な査証または再入国許可が必要であり,そのどちらも有していない場合,本臨時運航便を利用して日本に到着しても,入国が拒否されますので,御注意ください。
1 在インド日本国大使館より,日本航空(JAL)が,5月17日にデリー発羽田行の臨時便を運航することとなりましたとの連絡がありました。
2 上記臨時便への予約については,臨時運航便という性格のため,日本航空のウェブサイトでの予約は受け付けておらず,下記の日本航空のお問い合わせ先又は旅行代理店でのみ受付可能とのことです。詳しくは,日本航空にお問い合わせください。
(日本航空お問い合わせ先)
電話:
(日本語)1800-103-6455,+81-6-7633-4129(国際電話有料)営業時間6:30~13:30〔年中無休〕
(英語)1800-102-4135 営業時間6:30~15:30*〔年中無休〕
*デリー準州政府からの指示により上記の通りオフィスアワーが変更されているとのことです。
上記に加え,5月12日~5月16日までの間,以下の番号でも対応
(英語)011-23323174, 011-23327608, 011-23324923 営業時間9:00~18:00
なお,本臨時運航便は,新型コロナウイルス感染症に関する状況を踏まえ,御帰国を希望される在留日本人のために,インド政府当局の特別な許可に基づき運行されるものであり,通常の商用運航とは性格が異なるものです。この点につき,御理解頂けますようお願い致します。
また,これまでの臨時運航便では,運航当日になってからの直前のキャンセルが発生しました。臨時運航便という性格に鑑み,一人でも多くの方に御利用頂けるよう,御理解・御協力をお願い致します。
3 上記臨時便を御利用いただく方は,御自身でデリー空港までの移動手段を確保いただく必要があります。上記臨時便による帰国を検討されている方は,予定している移動手段と共に,当館まで至急ご相談願います。
4 上記臨時便を利用して日本への帰国を検討される方のうち,ビザが失効している,または出国までにビザが失効する方は,必ず出国までにFRROのウェブサイト上で延長手続き,または出国許可手続きを完了し,必要な許可を取得してから帰国してください。
5 4月1日,日本において「水際対策強化に係る新たな措置」が決定されました。また,同27日,本件措置の5月末までの延長が決定されました。インドから出国する邦人の皆様に関連する本件措置の主な点は以下のとおりです。
●全ての国及び地域からの入国者に対する検疫強化(日本国籍者も対象)。(5月末日までの間実施。)(1)空港の検疫所において,質問票の記入,体温の測定,症状の確認などが求められます。(2)入国の翌日から起算して14日間は,検疫所長の指定する場所(御自宅や御自身で確保された宿泊施設等(※))で不要不急の外出を避け,待機することが要請されます。
※自宅等への移動は公共交通機関(鉄道,バス,タクシー,航空機(国内線)等)を使用せずに移動できることが条件となりますので,事前に御家族やお勤めの会社等による送迎,御自身でレンタカーを手配するなどの移動手段の確保を行ってください。家族による送迎の場合,出迎えに来た方は,帰国者と同乗したという理由では自宅待機の必要はありませんが,帰国者が帰国後に陽性が確認された場合には,濃厚接触者になるため,その時点から待機等が必要になります。
●本臨時運航便の利用を検討している日本人の配偶者等で外国籍の方は,日本入国に際して必要となる査証や再入国許可を有しているか御確認をお願いします。
現在,既に発給された査証の効力停止及び査証免除措置の停止が取られています(査証免除措置は国籍によって停止の対象でない場合もあります)。
外国籍の方(査証免除措置が停止されていない国籍の方を除く)は,有効な査証または再入国許可が必要であり,そのどちらも有していない場合,本臨時運航便を利用して日本に到着しても,入国が拒否されますので,御注意ください。
●今回の水際対策強化に係る検疫強化措置、査証制限措置、上陸拒否の詳細については,以下の厚生労働省,外務省,法務省のホームページ等を御確認ください。
○厚生労働省ホームページ水際対策の抜本的強化に関する Q&A(随時更新される予定です)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html
(問い合わせ窓口)
○厚生労働省新型コロナウイルス感染症相談窓口(検疫の強化)日本国内から:0120- 565-653 海外から:+81-3-3595-2176(日本語,英語,中国語,韓国語に対応)
○新型コロナウイルス感染症に関する水際対策の強化に係る措置について(外務省ホームページ)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page4_005130.html
○新型コロナウイルス感染症の拡大防止に係る上陸拒否について(法務省ホームペー ジ)
http://www.moj.go.jp/content/001318288.pdf
○法務省出入国在留管理庁各種問い合わせ先一覧(法務省出入国在留管理庁ホームページ)(英語)
http://www.immi-moj.go.jp/english/info/index.html
6 今般の新型コロナウイルス拡大に伴うインド政府のロックダウン措置により,邦人の皆様の中で困っていることや悩んでいることがあれば,本メール末尾の当館問合せ先まで御連絡ください。
(各種情報が入手できるサイト)
インド政府広報局ホームページ
https://pib.gov.in/indexd.aspx
インド保健・家庭福祉省公式ツイッター
https://twitter.com/MoHFW_INDIA
インド入国管理局ホームページ
https://boi.gov.in/
在日インド大使館ホームページ
https://www.indembassy-tokyo.gov.in/jp/index_jp.html
外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/
厚生労働省ホームページ:新型コロナウイルス感染症について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
首相官邸ホームページ:新型コロナウイルス感染症に備えて
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html
このメールは,在留届にて届けられたメールアドレス及び旅レジに登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。
【問い合わせ先】
在ムンバイ日本国総領事館・領事班
電話(91-22)2351-7101
メール ryoji@by.mofa.go.jp
=== 転載終わり ===
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☆毎週日曜日、インド時間午前11時から「Instagram Live」で開催☆
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