酒類の宅配サービスは実現するか
Posted on 08 May 2020 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh
解禁以降の政府による頭の悪すぎる対応には、さすがに呆れを通り越して幻滅してしまいました。
マハーラーシュトラ州を含むインドのほぼ全土で、ロックダウンはいまだ継続中だが、今週から酒店の営業は許可されるようになり、その結果として酒店(Wine Shop)前には40日以上の渇きを癒やそうとする人々による、ソーシャルディスタンスなど無視した長蛇の行列が問題となり、警棒を持った警官たちがここぞとばかりに出動、またデリーなどでは酒税70%とかいう強硬措置が導入されるなどしている。
「こんなことになることぐらい簡単に予測できただろ」、「酒店はロックダウン入り当初から開けとけよ」、「それこそ配達サービスに乗せろよ」などとの、ツッコミの嵐である。
そんな折、「ゾマト(Zomato)が酒類の販売サービスに着手か」との報を見つけた。
Zomato targets push into alcohol delivery
もともと、ゾマトによる酒類の配達サービスは、コロナウイルス禍によるロックダウン前から、秒読みかとの報道を度々目にしてきたので、今回、これほどの需要があることがハッキリと目に見える形で明らかになったのだから、ぜひ進出していただきたいものだ。
なおゾマトやスウィギー(Swiggy)などのフードデリバリーサービス業者らは、ロックダウン中のインド家庭への日用品(一部の州では生鮮品)の配達も担っている。
現在、インドの法律では、酒類の宅配を許可していないが、関連する業界団体であり、おそらく今回の解禁にも一役買っていると考えられる「International Spirits and Wines Association of India (ISWAI)」が政府に働きかけ、ゾマトなどの業者が宅配できるように法改正を求めている模様だ。
実際に記事によればロイター調べとして、4月中旬時点でゾマトがISWAIに「酒類の配達サービスに関する提案書」を提出し、ウイルス感染の影響の少ない地域からサービス展開を目指しているようだ。
ただし、ゾマトもスウィギーも、現時点で公式な声明やコメントも出していない。
なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。
=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※5月7日付けのメール、件名「全日空による5月13日デリー発臨時便の運航」
●在インド日本国大使館より,全日空(ANA)が,5月13日にデリー発羽田行の臨時便を運航することとなりましたとの連絡がありました。
●上記臨時便への予約については,臨時運航便という性格のため,全日空のウェブサイトでの予約は受け付けておらず,旅行代理店でのみ受付可能とのことです。予約方法は,下記本文2のとおりです。
●上記臨時便を御利用頂く方は,御自身でデリー国際空港までの移動手段を確保頂く必要があります。上記臨時便による帰国を検討されている方は,予定している移動手段と共に、当館まで至急ご相談願います。
●上記臨時便を利用して日本への帰国を検討される方のうち,ビザが失効している,または出国までにビザが失効する方は,必ず出国までにFRROのウェブサイト上で延長手続き,または出国許可手続きを完了し,必要な許可を取得してから帰国してください。
●日本入国時の検疫及び入国後に14日間の自宅等での待機を要します。自宅等への移動は公共交通機関(鉄道,バス,タクシー,航空機(国内線)等) を使用せずに移動できることが条件となりますので,事前に御家族やお勤めの会社等による送迎,御自身でレンタカーを手配するなどの移動手段を確保してください。
在留邦人及び短期渡航者の皆様へ
1 在インド日本国大使館より,全日空(ANA)が,5月13日にデリー発羽田行の臨時便を運航することとなりましたとの連絡がありました。
2 上記臨時便への予約については,臨時運航便という性格のため,全日空のウェブサイトでの予約は受け付けておらず,旅行代理店でのみ受付可能とのことです。予約方法,運賃等は以下のURLのとおりです。
https://www.mumbai.in.emb-japan.go.jp/files/100052762.pdf
詳しくは,全日空にお問い合わせください。
(全日空お問い合わせ先)
ANA デリー支店予約チーム:delrsvn@ana.co.jp(営業時間<インド時間>:9:00-18:00 )
※英語での受付となります。
※臨時便予約以外についてのお問い合わせ先は以下の通りです。
電話:(インド国内)000800-100-9274 ※24時間対応 ※通話無料
(インド国外)+81-3-4332-6868 ※24時間対応 ※有料
ウェブ:お問い合わせ窓口[インドにお住まいの方]URL
https://www.ana.co.jp/ja/in/site-help/contact/
なお,本臨時運航便は,新型コロナウイルス感染症に関する状況を踏まえ,御帰国を希望される在留日本人のために,インド政府当局の特別な許可に基づき運行されるものであり,通常の商用運航とは性格が異なるものです。この点につき,御理解頂けますようお願い致します。
また,これまでの臨時運航便では,運航当日になってからの直前のキャンセルが発生しました。臨時運航便という性格に鑑み,一人でも多くの方に御利用頂けるよう,御理解・御協力をお願い致します。
3 上記臨時便を御利用いただく方は,御自身でデリー空港までの移動手段を確保いただく必要があります。上記臨時便による帰国を検討されている方は,予定している移動手段と共に、当館まで至急ご相談願います。
4 上記臨時便を利用して日本への帰国を検討される方のうち,ビザが失効している,または出国までにビザが失効する方は,必ず出国までにFRROのウェブサイト上で延長手続き,または出国許可手続きを完了し,必要な許可を取得してから帰国してください。
5 4月1日,日本において「水際対策強化に係る新たな措置」が決定されました。また,27日,本件措置の5月末までの延長が決定されました。インドから出国する邦人の皆様に関連する本件措置の主な点は以下のとおりです。
●全ての国及び地域からの入国者に対する検疫強化(日本国籍者も対象)。(5月末日までの間実施。)(1)空港の検疫所において,質問票の記入,体温の測定,症状の確認などが求められます。(2)入国の翌日から起算して14日間は,検疫所長の指定する場所(御自宅や御自身で確保された宿泊施設等(※))で不要不急の外出を避け,待機することが要請されます。
※自宅等への移動は公共交通機関(鉄道,バス,タクシー,航空機(国内線)等)を使用せずに移動できることが条件となりますので,事前に御家族やお勤めの会社等による送迎,御自身でレンタカーを手配するなどの移動手段の確保を行ってください。家族による送迎の場合,出迎えに来た方は,帰国者と同乗したという理由では自宅待機の必要はありませんが,帰国者が帰国後に陽性が確認された場合には,濃厚接触者になるため,その時点から待機等が必要になります。
●今回の水際対策強化に係る検疫強化措置や査証制限措置の詳細については,以下の厚生労働省,法務省のホームページ等を御確認ください。
○厚生労働省ホームページ水際対策の抜本的強化に関する Q&A (随時更新される予定です)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html
(問合せ窓口)
○厚生労働省新型コロナウイルス感染症相談窓口(検疫の強化) 日本国内から:0120-565-653 海外から:+81-3-3595-2176(日本語,英語,中国語,韓国語に対応)
○新型コロナウイルス感染症の拡大防止に係る上陸拒否について(法務省ホームページ)
http://www.moj.go.jp/content/001318288.pdf
6 今般の新型コロナウイルス拡大に伴うインド政府のロックダウン措置により,邦人の皆様の中で困っていることや悩んでいることがあれば,本メール末尾の当館問合せ先まで御連絡ください。
(各種情報が入手できるサイト)
インド政府広報局ホームページ
https://pib.gov.in/indexd.aspx
インド保健・家庭福祉省公式ツイッター
https://twitter.com/MoHFW_INDIA
インド入国管理局ホームページ
https://boi.gov.in/
在日インド大使館ホームページ
https://www.indembassy-tokyo.gov.in/jp/index_jp.html
外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/
厚生労働省ホームページ:新型コロナウイルス感染症について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
首相官邸ホームページ:新型コロナウイルス感染症に備えて
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html
このメールは,在留届にて届けられたメールアドレス及び旅レジに登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。
【問い合わせ先】
在ムンバイ日本国総領事館・領事班
電話(91-22)2351-7101
メール ryoji@by.mofa.go.jp
=== 転載終わり ===
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Yoko Deshmukh
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インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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