プネーにもついに、謎の中国発ブランド、「Miniso(メイソウ)」がオープンして久しい。
MINISO公式ウェブサイト
こちらの記事によると、1号店は昨年11月に、東部ハダプサールにあるショッピングタウン、「Amanora」に開店していたようだ。
Miniso Opens Its 1st Store In Pune & You Have To Check It Out
わが家の近所にある大型ショッピングモール、「Phoenix Market City」にも、昨年12月ごろにオープンしていた。

このショッピングモールを訪れるたび、わたしもその存在を意識していたし、マレーシアやタイ、そして日本のお隣の韓国でもたびたび「メイソウ」の看板や店舗を見かけてきたのだが、例に漏れず、いわゆる「コピーブランド」に対して端から偏見を持っていた。
そんなある日、なにげなく入店してみて心底驚いた。
日本人としての目線を捨て、完全にインド人になりきって店内に入り、ひとつひとつの商品を眺めてみると、純粋に驚きと強い魅力を感じる。
これまでインドにはなかった、買い物客が見やすいような垂直型の陳列方法や商品バラエティの豊かさ、良心的な価格、インド人にとっても高品質の代名詞となっている「日本製」であるかのように思わせる日本語での商品名や商品説明、本社表記(東京の銀座となっている)、そして明るくて店員がストーキングしてこない、歓迎されている雰囲気の店内など、目を見張るものがある。
ほとんどの商品が透明なパッケージにきれいに包装されており、うちマッサージ棒など使ってみないと分からないものは、テスターが置いてある。
いや日本人としても、今まで日本では普通に買えるのにインドではどこを探しても見つからなかった、質の高い実用商品が、求めやすい価格で決して広くない店内に整然と並んでいるさまには、率直に心躍るものがあった。
「日本のダイソーをパクってユニクロ風にアップグレードしたようなお店」と表現する、松井博さんによる次の記事が、わたしの感じた印象に近く、かつ背景や周辺事情をよく説明し、最も核心を突いていると思う。
Miniso(メイソウ) には脅威しか感じない|松井博|note
日本企業がなかなか進出できないでいた中、中国企業が黒船となって、インドに「買い物の楽しみ」という要素を持ち込んでくれたようだ。
なお、わが家の大学生ちゃんによれば、すでにプネー市内にあるショッピングモールにはすべて、メイソウ店舗が入っているらしい。

マッサージ関連グッズだけでもこの充実度。

もうあれこれ日本から持って帰らなくても、ここで買えるんだ。

三宅順也氏のポートレートが神のように高々と掲示されていた。
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